面接に強くなる話し方! 童話の読み聞かせで覚える「間」のとり方

面接に強くなる話し方をするために必要なのが「間」のとり方です。上手に「間」をとるためには子どもに童話の読み聞かせをするのがおすすめです。


「読み聞かせ」のススメ

下手なスピーチの原因は、発音、発声、スピードにあります。しかも、発音・発声の悪い人ほどスピードが早過ぎる傾向があります。しかし、しっかりした発音、発声を心がけながら話すとスピードは落ちるものです。そのための練習として効果のあるのが童話などの「読み聞かせ」です。

5、6歳の子供を相手に、童話を話すような気持ちで読んでみるとすぐに反応が伝わってくるはずです。子どもの顔色を見ながら読み聞かせることで、明瞭な発音とほど良いスピード感、それに「間」の取り方を覚えることができます。

「間」とは

「間」は古くから「音楽、舞曲の調子や拍子の移り変わるときの時間」のことを言い、その場の状況について「間が抜ける」「間が悪い」「間を配る」「間を渡す」などと表現されてきました。今でも話し上手な人を「あの人は間が生きている」とか「絶妙な間が何とも言えないと評することがあります。

テレビのクイズ番組の司会者の中にも「抜群の間のとり方」でスリルを盛り上げていく名人がいます。そのときの顔の表情が、正解とは裏腹であったり、ポーカーフェイスを決め込んだりと様々に変化させながら核心に迫っていきます。ことば以上に内容を強く表現できるのが「間」です。

会話上手は「間」の使い方が上手

この間の使い方は、講演などを聞くと良し悪しがわかります。話し上手な人の講演をライブで聴いたときの感動と、後で、講演記録を読んだ印象との差に驚くことはありませんか?

普段感心しながら読んでいる作家でも、講演を聴いてがっかりすることも珍しくありません。内容は同じはずなのに話と文章表現という異なる手段によって説得力に大きな差が出てしまうのです。

文章でいう「行間」に含みを持たせるという技術が、スピーチでは「間の取り方」なのです。実際、会話が上手な人は間の取り方が非常に上手です。決して人の話に割り込んだり、自分の話だけに徹したりはしません。相手の表情をうかがいなら、ほど良いスピードで間をとりながら話をすすめるのです。テレビのトーク番組でも人気者と言われる人の間合いをじっくり観察しましょう。

間の取り方の勉強になる「読み聞かせ」

そこで、間の取り方の基本として勉強したいのが「読み聞かせ」です。プロのアナウンサーの仕事の中でも「読み聞かせ」は大きなウエートを占めています。ニュースや天気予報、お知らせなどですが、これらを話すように読むというのもなかなか技術のいるものです。

アナウンサーも「読み書かせ」から練習する

新人のアナウンス研修も正確に読むことから始めることになります。正確という意味は、内容、発音、発声、アクセントなども含まれます。それをベースとして、個人の希望や特性を活かしたニュース、スポーツ実況、司会といった方面にすすむのです。アナウンス技術の基本が「読み聞かせ」であり、読みを通して間のとり方を覚えていくのです。

子どもで読み聞かせの練習を

読み聞かせの対象で、最も敏感に反応してくれるのが5、6歳の幼児です。2、3人の子供たちを目の前にして読んでみましょう。

子供たちの輝く目の表情は正直です。大きく頷いたり、目を丸くしたり、もっと速くとせがんだり、読みに対する反応がレーダーのようにすぐに返ってきます。これらの反応を確認する時間が「間」です。この感覚をつかんだら、次の段階で、「間」を計算し、演出を考えていきます。

間のとり方の練習ポイント

それでは、間のとり方の練習ポイントをみていきましょう。

1. 童話は、話すような気持ちで読み聞かせる

童話などの文章を話すように読むことで聴く相手の反応がつかみ易いものです。一言一言かみ締めるように読んでみましょう。

2. 読み聞かせがスピーチの原点であることを認識する

書きことばとスピーチは基本的に異なりますが、発音、発声、アクセントなど音読することで学ぶことが多いです。間の大切さも理解しましょう。

3. 読み聞かせで「間」の感覚をつかんだら、意図的に「間」を計算する

はじめは聴いてくれる相手の反応次第ですが、そのコツがつかめたら、自分なりに間をとることを考えてみましょう。その場合、少し長めのほうがいいものです。

4. 「間」も話力のうちであることを意識する

間の計算ができるようになったら、間に意味をもたせるように考えます。ことば以上に話の内容を強く表現できるのが間だからです。

こころのこもった間の演出が、ことば以上の説得力となります! さあ、あなたも間のとり方を練習してみましょう。

前の記事

「就活面接に役立つ日本語の発音・発声・アクセントの練習」

参考リンク

「就活に役立つ情報まとめ」

参考本

「アナウンサーが教える なぜか「面接に受かる人」の話し方(三浦行義)」

    
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