慶應はなぜ就職に強いのか?

慶応義塾大学は就職に強い大学として知られています。もちろん偏差値の高い難関大ということもありますが、理由はそれだけではなさそうです。慶應がなぜ就職に強いのか、理由を考えてみましょう。


三田会の強さ

慶応義塾大学の卒業生は塾員と呼ばれます。学校を卒業しても、同じ学校で学んだ仲間という考え方を大切にしているのです。塾員はそれぞれ三田会という組織に所属します。これは単なる同窓会組織ではありません。あらゆる場所に三田会は存在します。同じ学年、同じ学科、専攻、同じサークルだけではなく、大企業などでは会社ごとに三田会の組織が存在します。ちょっとした笑い話ですが、慶応義塾大学のライバル校である早稲田大学の中にも慶應出身の職員や教員や早稲田三田会を結成しているなんて話もあります。三田会は大学だけにとどまりません。慶應義塾の付属高校の繋がりも存在します。例えば慶応義塾大学には医学部はあっても歯学部はありません。ですが、慶應義塾の付属高校出身で歯学部に行った歯医者さんが結成している三田会もあります。こうした三田会の結束力の強さが就職力の強さにつながることになるのです。

卒業生との結びつき

三田会は卒業生組織ですが、塾員は卒業後も大学のゼミナールなどにはひんぱんに出入りします。それは日常的な飲み会から、夏合宿までさまざまです。少しでも社会人経験のある先輩が出入りすることによって、学生たちは生身の情報を手に入れることができ、なおかつ社会性も同年代の大学生に比べて身に付けることができます。学生から社会人にいきなり成るのではなく、ゆっくりと社会化しているとも言えるでしょう。経済学部や商学部では、学園祭の三田祭の場所を使ってゼミナール発表会を行うところも多くあります。これも対世間への馴致につながるものでしょう。

慶応義塾大学が就職に強い理由は偏差値の高さだけではありません。同窓会組織が、地域や卒業年ごとだけでなく地域ごとにあり、学生との結びつきも強いものになっているのです。そのため、就職への身構えがしっかりとできているのです。

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