大学院を中退する場合、内定は取り消しになるの?

大学院生にとって、就職活動は研究活動と並行しながら行う大変なものになります。内定を獲得した後、卒業が危ぶまれた場合にはどうしたら良いのでしょうか。今回は大学院を中退する場合に内定がどうなるのかを紹介します。


大学院生の厳しい就職活動

大学院の学生数は一時期に比べると非常に多くなっています。修士1年の段階に就職活動を行うことが多く、指導教員が就職先にコネクションを持っている場合は問題ないのですが、そうでない場合には、院生は研究室と就職活動を同時に行わなければなりません。

しかし、教授の中には、学生が就職を希望し、研究室・ゼミを空けるということ自体を良しとしない人もいるのも事実。そうした中で教員の逆鱗に触れることで、ゼミ・研究室の出席を許可されず中退を迫られてしまう……という場合もあるでしょう。したがって、大学院生の就職活動は厳しいものとならざるを得ないのです。

大学院を中退した場合、内定は取り消しになる?

大学4年生が留年を決定した場合には、内定取り消しになるケースが多いでしょう。一方で、来年の就職先企業の内定を獲得した後に、大学院の中退を決定した場合には内定は取り消しになってしまうのでしょうか。

結論から言うと、大学院の中退の場合でも内定が取り消しになることが多いでしょう。企業は修士号を持つ就活生だからこそ「大学院卒業見込み」という枠で採用したのだから、中退では企業にとってのメリットとなりえないと判断するかもしれません。また、大学留年でも同様のことが言えますが、大学院を中退するということに対して心象は悪くなります。研究を継続できない、やり通せない人間だと判断されても仕方がないわけです。

しかし、「大学院卒業見込み」の学生を大卒と同列に考えて採用している場合などは、そのまま来年から働ける場合があります。そのため、中退が決まりそうな場合にはまず、人事に相談しましょう。また、大学卒と院卒では給与が異なることが多いため、採用は問題なく行われるけれど給与が下がる場合もあります。このことも伝えられるはずなので、困ったら相談するということが一番です。

また、公務員採用の場合、受験資格である大学卒業を満たしているため、内定を取り消されることはほとんどありません。むしろ、公務員の場合は年齢で制限を行っているため、関係がないと言えます。ただし、公務員採用の場合でも大学卒と院卒で給与が異なる場合が多いため、こちらも確認が必要です。

せっかくの内定を獲得しても、大学院中退が決まり、内定取り消し……という事態を防ぐためには、大学教員・教授と相談することで信頼関係を築くこと、そして二年の研究生活をやり通しましょう。

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