体育会アピールは就活に有利? 「体育会系は有利」という神話

就職活動では「体育会は有利」という神話が流れています。確かに、体育会系の人はビジネスで活躍する要素を持つ可能性は高いが、だからといって体育会なら必ず就活に有利ではありません。就職活動で「体育会は有利」という神話を検証してみましょう。


体育会アピールする学生たち

体育会出身であることをアピールする学生はたくさんいます。就活生なら、一度は聞いたことがあるでしょう。体育会は就活に有利だと。

  • 精神力が強い
  • 体力がある
  • 縦社会の組織で生活してきたので、会社員生活に向いている

などが体育会のセールスポイントです。面接にわざわざユニフォーム姿でやってくる学生、あるいは持参する学生などもいるそうです。「体育会限定合同企業説明会」なども存在します。練習、試合などがあるために、就活を満足に行えない体育会学生をサポートするのが狙いだそうです。

体育会所属学生は、いまや全学生の10%以下であるとも言われ、熱い視線を浴びています。参画した企業の人事から聞いたところによると、「体育会学生が勢ぞろいしている姿は壮観」「思わず体育会風挨拶をしてしまった」そうです。

体育会は本当に有利なのか?

では、体育会は本当に就活に有利なのでしょうか? 実はそんなことはありません。「体育会」というプロフィールだけでは評価できないというのが正直なところなんです。逆に、体育会ならではの環境が負に作用するケースもあります。

たとえば、体育会学生は組織に守られて育ったがゆえに、「実は精神的に弱い者も多い」という声が各社の採用担当者から聞こえてきます。上下関係の厳しさは反抗心さえなければ実は気楽なんです。服従の意思を示していれば、立ち位置がはっきりしており、あれこれ悩まずに済み、精神的なストレスはないからです。

それに、何も考えずに好きなスポーツに打ち込んでいた者も多く、実際、そこで何を学んだのかを振り返っていない学生もたくさにます。体力があることはたしかに評価できるところですけど。

こんな実例も

ある企業の人事部の方から聞いた話です。体育会の学生を何人も面接し、採用した経験から、体育会というプロフィールや、スポーツにおける実績だけで採用するのは危険ということがわかったそうです。体育会系のなかには、文武両道で優秀な者もいますが、スポーツで輝かしい実績があるのに、自信がまったくない学生も多数いて、痛い学生も多かったのです。

たとえば、合同企業説明会で、自信がなさそうな、弱そうな学生が質問してきました。よくよく聞くと、彼は甲子園に出場経験があり、野球が強いことで有名な某大学でレギュラーメンバーとして活躍しているといいます。

名アスリートで、体育会を極めたものだとしても現実はこんなものなのです。「体育会の人材=強い人材」というのは迷信にすぎません。何事も中身があるかどうかが大切です。

参考本

「就活のバカヤロー」

参考リンク

「就活に役立つ情報まとめ」

    
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