自己分析の罠にはまる学生たち

自己分析は就職活動で一番大切な作業です。しかし、自己分析は難しく自己分析の罠にはまる学生が毎年数多く生まれています。


自己分析の罠とは

  • 自分自身に成功体験など「すごい体験」がなくあせってしまう、自信をなくしてしまう
  • 志望先に合わせた、都合のよい自分を演じてしまう
  • 聞こえのよいことだけを中心に、無難に、きれいにまとめてしまう
  • 自分の体験を適切に評価できない(極端な過大評価、過小評価をしてしまう)
  • 学生同士でアルバイト、サークルなど体験が似通っており、一見すると差がつかない
  • 自己分析が目的化してしまい、それに取り組んだだけで満足してしまう
  • 独りよがりになってしまっていて、客観性に欠ける

このような自己分析の罠には注意が必要です。実際、人間にはそれぞれ独自の価値観、行動特性、思考回路というものがあり、深く掘り下げていくと、なんでもないようなことのなかに、本人の強みがあります。具体例でもみていきましょう。

強みは自分で気づけない

こんな自己分析の罠にはまっていた学生がいます。地銀・信用金庫などを志望していた学生です。いくら自分を振り返っても、自分の誇れるものが出てこないと悩んでいました。

そこでよくよく突っ込んで聞いてみると、幼いころからずっとサッカーをやっているのですが、一度もイエローカード、レッドカードが出たことがないといいます。そのことが自分にとっての長所だということに気づいてなかったのです。

しかも、その長所は、誠実・信用を重要視する地銀や信用金庫の営業にぴったりの長所です。自己分析をしながらも、こういった長所に気づけなかったのです。「自己分析」という手法自体が問題なのではありません。問題は学生のやり方なのです。

本来、自己分析は、自分の価値観や強みを見つける、楽しい取り組みであるはずなのに、多くの自己分析は、自己分析の罠にはまってしまっています。結果として自己分析が、自分のことがよくわからず、自信を失う苦行になってしまっているのです。

自己分析は一人だけでやるな

自己分析について、絶対に一人だけでやってはいけません! 社会に出てからは「見られている自分」こそが本当の自分です。他者の視点がなければ自分の強みなどなかなか見つからないはずです。

自分ではなんでもないようなことが、実は自分の最高の強みであり、まわりから評価されるポイントだということはよくあることです。このような自己分析の罠に気づき、本来の目的から離れたものにならないように注意しましょう。

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参考本

「親は知らない就活の鉄則(常見陽平)」

    
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