出版就職の実用本

出版業界は昔も今も人気産業のひとつです。なにより本が好きで、本に関わる仕事がしたい、そうした人は一定数いるでしょう。一方で出版社は採用人数が少なく、狭き門となっています。


出版業界の実態を知る

そんな出版業界への就職の実態を知ることができる本がダ・ヴィンチ編集部による『ダ・ヴィンチ流! 出版業界新卒就活 虎の巻 2017 』(KADOKAWA/メディアファクトリー)です。本書では出版社の採用状況の概観にくわえ、出版社に就職した先輩たちの座談会も収録されています。

実用例もある本

さらに、面接の問答集や、筆記試験の予想問題集も収録されていますので、出版業界の就職活動の実態を知るためには最適な本だといえます。圧巻なのは現役社員100名を対象としたアンケート調査でしょう。そこから出版業界の今現在の状況が浮かび上がってきます。出版業界は第一志望で入社した人が78%、これは目指す人にとっては、なかなか期待が持てる結果ではないでしょうか。さらに、出身大学も隠さずに書かれています。有名国立大学や、早慶、六大学などは全体の半分ほどで、のこりは、地方の国立大学やその他の私立大学です。出版を志望するにあたり、必ずしも一流大学である必要はないのでしょう。

福利厚生は充実していない

それでも出版業界が恵まれているわけではありません。福利厚生の充実に関しては90%がノーと解答しています。さらに、月の残業時間が100時間を超えていると解答した人も22%です。これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれでしょう。若手にも仕事を任せてもらえる割合は70%ですから、仕事は忙しいけれどもそれなりに充実していると見ることも可能でしょう。出版業界の実態がよくわかる本ではあります。

    
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