成長をうまく使う、たったひとつの冴えたやりかた

「ただ会社から言われたとおりに働き続けるのか?」と問われたら、なんと答えますか?会社に入って数年も経つと、夢や希望、情熱は消え失せ、上司や会社に言われたことだけをして毎日を過ごしてしまっている人は多いのではないでしょうか。

新刊『僕たちは「会社」でどこまでできるのか?~起業家のように企業で働く 実践編~』では、企業に勤めながら起業家のように働く人の代表として、野村證券で社内起業「モーニングピッチ」に挑戦した塩見哲志さんの経験と失敗がありのままに紹介されています。

共著の、人事コンサルタントであり慶應義塾大学SFC研究所上席所員の小杉俊哉さんは、企業の中で腐らずに絶えず成長する人の共通点とは、「自律」した働き方を身に付けることだと解説します。

塩見さんが、大企業のなかでもがきながら一つひとつつかんできた実践的な「自律した働き方」のポイントを3つご紹介します。


■自分の「ものさし」を持つ

今の仕事をすることを決めたのは会社ですか?違いますよね、あなた自身です。あなたが今やっていることは全て自分で選択している結果だということを自覚しなければなりません。そのためにはまず自分のものさしを持ち、自分の頭で考えることが求められます。

上司からやれと言われたことだけをするのではなく、その上にあるやらなくてもいいこと、やれと言われてもいないことに一歩踏み出し、そこで自分のものさしを作っていくのも一つの手だと言えます。

■人事異動はさくっと受け入れる

とはいえ、会社だからどうしようもない「業務命令」があります。その最たるものが人事異動でしょう。自分が希望していない部署への異動、想像もつかなかったような僻地への転勤など、人事異動は人生において自分で選択できないことの一つです。それを理不尽に感じる方も多いかもしれませんが、塩見さんは「そのどうしようもない出来事を受け入れると、それまで予測できなかったような未知の未来を創り出す可能性が広がる」と述べています。

あのサッカーの柿谷曜一郎選手も、一時はJ2に期限付き移籍されて反発していた時期もあったものの、当時の監督に感化されて素行が改善され、試合でもレギュラーをとるようになり、今ではスイスの名門チームで活躍するほどまでになっています。

自分ではどうしようもないことであっても、踏ん張った結果得られるのは、必ずその後の会社人生にかけがえのない経験を与えてくれます。その経験を意味のあるものにするかしないかは自分の選択です。

■自律には「上司の許可」も大事

社内起業なんて、会社や上司から横槍を入れられちゃうんじゃない?と思われるでしょう。自分のやりたいことをするとき、もちろんまずは自分ひとりで始め、やりきる覚悟が必要です。それから、社内にどれだけ共感者を集められるかが重要です。そして最後に最も重要なのは、上司から許可をとることです。

確かにこれは最大の難題ではありますが、出る杭は必ず打たれるという考えではなく、上司に伝わるまで訴え続けることを繰り返し、あくまで経営側の一員として戦う姿勢を持って入れば、必ず承認を得ることができるはず、と塩見さんは説きます。

本書は塩見哲志さんと、マッキンゼーやアップルで働いた経験のある小杉俊哉さんによる起業家のように企業で働くための、実践的なポイントがつまった一冊です。最近は仕事に情熱もなくなってきたな・・・と思い始めているあなたに、会社で働くことに対する姿勢を変えるヒントを与えてくれること間違いなしです!

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