バイト体験を笑い飛ばす

ほとんどの人は、アルバイトをした経験があるでしょう。そのアルバイトはどのようなものだったでしょうか。中には若気の至りで許されるわけではありませんが、不義理をはたらいて辞めてしまった人もいるかもしれません。そんな経験がある人でも、ある程度年齢を重ねた今ならば誰かに迷惑をかけたとわかりますが、当時は自分のことしか考えていなかったでしょう。


ダメな人?

掟ポルシェの『男の!ヤバすぎバイト列伝(耳マン)』(リットーミュージック)は、現在ミュージシャンのほか、タレント、コラムニストとして活躍する著者がこれまでのアルバイトの体験談を記したものです。しかしながら、1日や3日で逃亡したようなアルバイトばかりであり、はっきりいってダメ人間であることは確かでしょう。しかしながら、誰しもあるある!と共感してしまうところもあるかもしれません。

赤裸々に記す

今現在、インターネットには自分語りがあふれています。それは、ところどころ自分を美化したり、話を盛っているものが多いでしょう。しかしながら掟ポルシェの場合、そうした配慮は一切ありません。ありのままを記しています。さらに、巻末対談にはミュージシャンとしても活躍を見せる藤井隆と、これまた多くのアルバイトを転々としてきたドレスコーズの志磨遼平が並びます。クズだけれど笑ってしまう、ある意味では青春小説としても読める一冊といえるかもしれません。

    
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