テレビ業界は悪夢?

テレビ業界というのは、ブラックな労働環境がデフォルトであると言われています。夢を見て入ったとしても、そうした業界の惨状を目の当たりにして挫折してしまうといった話も聞かないわけではありません。


何があるのか?

そうした話は、業界の噂話として尾ひれがついてきたものが多くありますね。果たして本当にそうであるのか。葉山宏孝の『AD(アシスタントディレクター)残酷物語:テレビ業界で見た悪夢』(彩図社)は実際にテレビ番組の制作会社の人として働いている人の実録です。

無駄が多い?

著者はほかの業界からテレビ業界に入っています。そのため、その業界の常識が、すべての価値観というわけではありません。そのため、業界の噂話レベルではなく実際におかしいところがあるのではないかといった部分が透けて見えます。一例としてあげられるものは、ロケに行くたびに、買い出しに行くのだけれども、タクシーを待たせたまま買い物をするといった非効率な姿勢があります。いわば行き当たりばったりで、テレビ番組が作られているとわかります。

緻密ではない?

テレビ番組の制作というと緻密な作業によって成り立っているように思えて、実のところは人海戦術でなんとか成立させているといった業界の実態がわかる本ですね。単に悪夢ばかりを煽っているわけではなく、それでも働きたい人はどうぞというスタンスなのも好感が持てます。

    
コメント