最年少上場リブセンス村上社長に学ぶビジネスモデルの考え方

25歳で最年少上場記録を更新したリブセンスの村上太一社長を知っていますか?最近はテレビCMでもリブセンスがてがける求人サイト「ジョブセンス」をみかける機会も増えました。今回は、25歳の最年少上場リブセンス村上社長のビジネスモデルの考え方を紹介します。


■リブセンスのビジネスモデル

リブセンスが成功した理由、それは、人を幸せにするビジネスモデルということがあげられます。リブセンスの成功のきっかけとなった「成功報酬型」という新しいビジネスモデルです。そのきっかけは高校時代に自分がアルバイトを探していて、広告主にとっても求職者にとっても不便だと村上社長が感じたからです。

■ジョブセンスの成功の理由とは?

「そんなビジネスモデル、成り立つの?学生が考えそうな浅はかなビジネスモデルだ」

そう吐き捨てる人もいました。しかし、ジョブセンスは大手人材会社が踏み切れない採用モデルを始めることで成功を収めました。

既存の大手人材会社での採用ビジネスは、掲載情報を載せるだけで高額な費用がかかります。大手人材会社に対して、ジョブセンスは、採用が決まるまで一切費用のかからない「成功報酬型」を取り入れました。しかも、採用された側には「採用祝い金」を支払うという採用する側、採用される側が幸せになれる画期的なビジネスモデルを作りました。

■なぜ「採用祝い金」を支払うのか?

なぜ、ジョブセンスでは「採用祝い金」を支払うのでしょうか?それは、「成功報酬型」モデルに問題があるからです。それは、採用したことを知らせないことで、採用費用を支払わない会社が出てくることです。しかし、ジョブセンスのすごいところは、採用管理に「採用祝い金」を利用していることです。採用者の「採用祝い金」請求で、徹底した採用管理を行い、成功報酬を支払わないという問題をうまく解決したのです。

■徹底したSEO戦略

ジョブセンスの成功は「成功報酬型」がポイントですが、実はそれだけがジョブセンスの強さではありません。村上社長がインターンをしていたときのSEOの知識が他社が真似できない強さになっています。SEO(検索エンジン最適化)とは、YahooやGoogleでの検索結果で上位ページに表示させることを言います。ジョブセンスは徹底したSEO対策を自社で行っています。通常であれば、フロー型になりやすい採用情報をストックさせています。例えば、通常は掲載が終わった採用情報ページは削除するのが一般的な考え方ですが、ジョブセンスは掲載が終わった採用情報を残すことで、採用情報をストックさせる、SEO対策を行っています。また、SEO会社が分析するほどの内部対策、外部対策を行うことで圧倒的なウェブ集客を図っています。いくら他社が採用情報を掲載させても、応募者を集めないと意味がありません。SEOによる圧倒的な集客力がジョブセンスの強さの秘訣なのです。

■リクルートに学ぶビジネス選択眼

村上社長は確実に大きな利益が見込めるビジネスに進出をしています。人材ビジネスの「ジョブセンス」、不動産ビジネスの「DOOR 賃貸」、中古車情報サイトの「Motors-net」などこれらの分野は、確実に利益が見込めるビジネスなのです。実は、これはリクルートを参考にしているのです。リクルートも人材ビジネスの「リクナビ」、不動産ビジネスの「SUUMO」、中古車情報サイトの「カーセンサー」を運営しています。確実に大きな利益が狙えるビジネス分野に絞っていることもリブセンスの強さと言えます。

リブセンスのビジネスモデルの選定には多くのことを学ぶことができます。最後に、リブセンスの経営理念である「幸せから生まれる幸せ」を紹介します。この理念にこめられた想いは「自己犠牲的ではなく自己実現的でなければならないんです。実際、人を幸せにして自分が幸せになるのは、自分のためだからです」です。今後も「幸せから生まれる幸せ」を追求する村上社長の活躍からも目が離せません。

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参考本

「リブセンス <生きる意味> 25歳の最年少上場社長 村上太一の人を幸せにする仕事(上阪徹)」

    
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