マレーシアへの進出は2020年までがチャンス?

海外進出では東南アジアが狙い目となっています。その中でもマレーシアはバランスの良さから海外進出としておすすめの国となっています。マレーシアで事業を行い、現地事情に詳しい恵島良太郎さんとアクマル・アブ・ハッサンさんに、なぜマレーシアへの進出のチャンスは「2020年」までなのかを聞きました。


2020年まで外資優遇は続く

講演やセミナーにくる日本企業の方たちから、よく「マレーシアへの進出時期はいつ頃がいいか」という質問を受けます。もちろん早いに越したことはないけど、マレーシアが先進国の仲間入りをめざす2020年までには進出するべきだと思います。

マレーシアは、ビジョン2020の目標を達成するためには経済成長率4.5%をずっと維持しなければならないし、1人あたりGNPも上げていく必要があります。そこでマレーシアは国策として、外資の受け入れを含めていろいろな施策を打ち出しているからです。

政情も安定

それにマレーシアは東南アジアで唯一、独立から現在まで1つの政権でやってきて、政情が安定しているし、災害も少ないです。

イスラム市場も狙える

そしてもう1つのメリットが、イスラム市場との親和性の高さです。日本企業にとってはイスラム市場への入り口になるので、まずは優れた技術やノウハウをマレーシアに持ち込んで、そこから世界に広めていくことができます。

今なら先行者メリットが働く

海外進出では先行者メリットが働くので、戦略レベルで考えても、マレーシア進出は早いほうがいいでしょう。

2020年前後で状況は大きく変わる

マレーシアは、2020年の前と後では状況がまったく変わってくると考えています。いまは円安なので円高になったら進出しようと考えている企業は多いと思うけど、昔のような高水準の円高はないと考えています。逆にリンギ(マレーシアの通貨)が高くなるのではないでしょうか。そういう意味でも、マレーシア進出は早いほうがいいでしょう。

どこまで進出すべきか

あとは進出の定義は何かという問題ですね。駐在員を1人置くのも進出ですし、不動産を借りてビジネスをするのも進出です。そこで一番大事なのが、すべての経営者は少なくとも頭の20%程度を新規事業や海外進出に使うべきで、3ヵ月に1回は1~2週間、マレーシアやアジアで過ごすというステップを踏みながら、できるだけ早い進出に向けて準備をすることです。

マレーシア進出を検討する日本企業は、年々確実に増えています。マレーシアに進出するのであれば「2020年」まで。何よりも決断を下してアクションを起こすことが大事です。

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取材先:

株式会社ROI(http://j-roi.com/)

    
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