動画化するビジネスモデル

YouTuberが、ひとつの職業として認知されて久しいでしょう。小学生のなりたい職業ランキングにYouTuberが登場し、世間に衝撃を与えたのも記憶に新しいです。しかしながら、b芸能人などがブームに乗っかってYouTuberを始めてみたものの、動画の再生収入がごくわずかなものでしかないといったトホホな実態話も見られます。

かつてないビジネス

とはいえ、YouTubeをはじめとする動画サイトが、ひとつのビジネスモデルになってきているのは確かでしょう。そこにおいて注目すべきなのは、これまでにはまったくなかったビジネスモデルである点です。ロバートキンセルほかによって書かれた『YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち』(文藝春秋)はそんな動画ビジネスの未来を先取りした本です。

日本はまだ序章?

本書で指摘されるのは、日本で起きている内容はまだ序章にすぎないという点です。今後、テレビや音楽、出版、映画、広告、ジャーナリズム、政治、ビジネスなど、あらゆる分野で動画ビジネスの重要性は増していくでしょう。それが単なる広告の役割ばかりでなく、収入が生じるメディアでもあるわけで、あらゆる人が無視できないメディア、人々の生活の中に入り込んでくるメディアとなっていくことも確かなのでしょう。動画サイトのビジネスモデルを改めて捉えるにあたって、本書は参考となる一冊だといえるでしょう。