清掃時間は実質7分。新幹線の清掃会社の凄さのウラにあるビジネスモデル

皆さん、遠くに移動する時、何を使いますか。陸路を長距離で行く場合は新幹線に乗る機会が多いと思います。そして、終着駅のホームに着き、新幹線が到着直後、清掃員の方々が車両に入っていき、10分かからず綺麗にしてくれます。その時、掃除をしてくれている方たちの会社をご存知でしょうか。今日はその会社の仕組みであるビジネスモデルについて紹介します。


■その名も「テッセイ」

新幹線が到着後、中を清掃してくれる会社は「テッセイ」と言います。JR東日本のグループ会社なので、西日本の方には馴染みがないかもしれません。テッセイは現場と経営陣の連携が上手にいっている会社として知られています。

東京駅から新幹線に乗る前、抜群の手際と要領の良さで社内を綺麗にしてくれています。また、掃除が終わった後、時間も詰まっているのに関わらず、彼らは一斉にお辞儀をしています。

■清掃時間は実質7分

例えば、東京駅の東北・上越新幹線のホームにおいて、到着してから再出発まで12分の猶予しかありません。12分は乗車時間と降車時間も含まれており、実質清掃にかけられる時間は7分しかありません。

その間に「車両清掃」や「ゴミ出し」だけでなく、「トイレ掃除」も完璧にこなさなくてはなりません。その高い要求水準をテッセイの社員は時間内に完璧にこなしています。

■ビジネスモデルの秘密はチーム作り

テッセイの要はチームです。時間内に掃除を完璧に終わらせるには仲間との連携がとても重要です。自分の役割や仲間が何をしてくれるのかを確認する作業は欠かせないのです。

そこで、テッセイは何をしたかというと「待機所の整備」をしました。清掃スタッフが休憩や打ち合わせを行う待機所の環境を整備したのです。そこで仲間とのコミュニケーションを促進したり、意識を合わせたりすることができるようになりました。

他にも

  • 成果の分だけ褒美がもらえる
  • 現場と経営陣が議論する場
  • 小集団活動、従業員提案活動

などを強化しました。

私たちの快適な旅をサポートしてくれるテッセイ。彼らの活動に今後、注目してみてはいかがでしょうか。

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参考本

「新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?(遠藤 功)」

    
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