アイデア社長が会社を倒産させる理由

経営者の中には、「自分が言ったことは絶対だ」と考える人もいます。しかし、それも全て仮説です。「アイデア社長が会社を潰す」という言葉があります。社長であれば色々とアイデアを思い付きますし、アイデアを持つこと自体は悪いことではありません。

ただし、それを「仮説」だと思えなかったらダメなのです。社長である自分のアイデアは「絶対」だと思ってしまう経営者はかなり多いです。しかし、アイデアが100%当たることなどありません。アイデア社長が会社を倒産させる理由を紹介します。


どんなアイデアも「仮説」にすぎない

まずは、どんなアイデアも「仮説」の1つだと考えてください。成功する確率の高いアイデアを出せれば出せるに越したことはないけれど、それでも、あくまで「仮説」ですから、それを検証することが必要なのです。検証しようとする謙虚さが必要なのです。

社長が言ったことは、部下は「ダメだ」と思っても聞かざるを得ないのです。少なくとも聞いているふりはしないといけないのです。そのアイデアが部下を振り回すことになりかねないのです。あくまでも仮説に過ぎません。

ワンマン社長ほど危険

ワンマン社長ほど気をつけてください。社長が言ったことを部下は、やらざるを得ないのです。もちろん、十分検証したことは、やらせることが必要ですが、単なるアイデアや思いつきは、はっきり言って、部下でも出せます。

でも、部下も、ワンマン社長につべこべ言われるのが嫌だから言わないだけです。言ったら、やらされる、責任を取らされると思って言わないだけなのです。そうなると、ワンマン社長は、検証もしない「アイデア」を無責任にどんどん出す、部下は何も言わずに聞いたふりをしているという、悪循環が生まれるのです。

ひどい社長になると、自分で出したアイデアを忘れていることすらあります。小さいリスクを取りながら、その仮説を検証し、できるだけ早く検証結果を出して、次のステップへ進む。それを実行できる経営者、実行できる会社は成功します。とにかく、だれの考えであろうと、アイデアであろうと、「絶対当たる」などということはありません。

「仮設+検証」が大事

腕の良いコンサルタントや、腕の良い経営者とは、仮説を出して、できるだけ素早く検証し、高い確率で成功するものをどんどんやっていける人です。アイデアを出して「これは絶対だ」と言う人なら、まるで占い師のようなものです。それでいて、「自分は経営が上手い」と思っているなら大きな間違いです。

成功する確率の高い仮説を出して、素早く検証し、結果が良ければ実行に移す。そこが経営者の腕の見せどころです。良い会社とは、部下も社長も皆で仮説を出すことができ、それを検証して、高い確率で成功するまで練ってから、実際にやってみるという風土がある会社を指します。

しかし多くの経営者が、それを知りません。だから、アイデアを出して当たれば、会社はうまくいくだろうと考えます。もちろん当たることもありますが、ほとんどは当たりません。「お客さま第一」の考え方をベースに、多くの人がアイデアを自由に出し、その仮説を高い確率で成功するまで検証した上で実行していける会社が、最終的には成功するのです。

このような理由で、アイデア社長は会社を倒産させてしまうのです。アイデアばかり出している社長は注意しましょう。

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