ソーシャルゲーム全盛期だからこそ、ゲームの老舗企業「任天堂」がやってきた経営戦略を考えてみよう

老若男女含めて、プレイしたことが必ずあるであろうテレビゲーム。ゲーム界の巨人ソニーやセガにお世話になったと思いますが、最も幅広い年代で愛されているのは恐らく任天堂でしょう。ファミコンから始まり、ゲームボーイ、そしてWiiなどゲームの可能性を幅広く提案している任天堂。今回は任天堂の経営戦略を紹介します。


■流通戦略が上手い

1889年に花札屋としてオープンした任天堂ですが、当時はお世辞にも花札が流行っているとは言えませんでした。食べていくために売上を拡大していかなければならない任天堂ですが、花札とタバコの箱のサイズが一緒だということに気付きます。そこで、日本専売公社(現:JT)と組み、専売公社の流通網を生かし、全国に花札を広めました。

■経営効率が良い

任天堂の従業員数は2011年9月時点で5000人弱。グローバルで活躍する他企業に比べ、非常に少ない人数で経営されているのが特徴です。1人あたりの売上高が3億円を超えていたこともあり、国内に限らずほとんどの企業が2億円を超えない中、少数精鋭で利益を上げていたかが分かるでしょう。また。任天堂はファブレスメーカー(自社工場をもたず、生産等必要な業務をすべて外部に委託する方式)であり、工場を持つことでかかる固定費をなくしている点も任天堂の特徴です。

■企業コンセプトがはっきりしている

PS3やXbox360など高性能/高機能化が進むゲーム業界で任天堂は敢えてローテクを攻めています。機能をあれこれ詰め込みすぎるとコンセプトがずれるということで、必要な機能は残し、不要な機能は排除することを徹底しています。自社製品の尖った部分を強調することで、企業イメージがはっきりと分かるのも任天堂の強みです。

ゲーム界ではソーシャルゲームの話題が席巻している現在、特に目立った動きを見せない任天堂。しかし、ポストソーシャルゲームに感心を向けているのは確かです。今後の動向が気になる任天堂の経営戦略について、今一度調べてみてはいかがでしょうか。

「任天堂Wiiのすごい発想―技術競争を捨てて新しい市場開拓に成功」の詳細を調べる

    
コメント