一発屋芸人長州小力の「3C」分析に基づく経営戦略

一発屋芸人といえば、レイザーラモンHG、ヒロシ、鼠先輩、ダンディ坂野、ムーディ勝山、エドはるみ……といった芸人達が頭に思い浮かびますが、その中の一人、長州小力は、長州力の「キレてないっすよ」のモノマネで一世風靡しました。テレビの出演はめっきり減ったものの、今でも長州小力は営業の仕事のオファーは絶えずあり、地道に稼いでいるようです。芸能界での成功を収めたといえる長州小力をビジネスではお馴染みの手法で分析してみました。


■使用するフレームワーク

客観的にものごとを理解する手助けとなるフレームワークの一つで、「3C」を使って長州小力を分析してみました。「3C」とは、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの観点から分析する手法です。

■市場顧客

まず、市場顧客を見ていきましょう。市場規模は小さいけれども、「キレてないっすよ」のニーズは確かに存在します。また、テレビ以外にもお笑い芸人起用のニーズはあり、デフレの影響でテレビも低予算傾向になっているということ。これらから言えるのは、地方営業などには活路があるということです。

■競合

お笑い界も例外なくデフレ気味で、かつてほど給料が良いわけではありません。一発屋芸人も、キャラ転向で失敗する人が多い中、「長州力」に特化した芸風の著名芸人はいません。これらから言えるのは、ギャラ単価を抑えキャラ転向しない戦略を取るのが良いということ。

■自社

長州小力には、「長州力」のモノマネといえば、長州小力と認知されているほどのブランドがあり、世間一般での長州小力の浸透度は決して低くはありません。これらから言えるのは、「長州力=長州小力」というブランドを活かして活動することです。

「3C」から見えてきた長州小力の成功の理由は、「長州力」のモノマネのみに特化し、キャラ転向しなかったという戦略をとったことにあるようです。

■フレームワークの重要性

人間は、自分の感性や思い込みで情報を取捨選択し、ものごとを解釈するという厄介な癖を持っています。その厄介な癖を封じ込め、客観的にものごとを理解する手助けをしてくれるのに、便利なのがフレームワークです。多くの情報を分けていく箱のようなもので、分析手法として用いるのに非常に重宝します。長州小力を分析するのにも使えるように汎用性も高いので、ビジネスマンならば活用してみるのが良いでしょう。

今回は、「ちょロジ ニュースから学ぶ7つの思考法(有賀 正彦)」の中から長州小力の3C分析、フレームワーク思考についてご紹介しました。その他にもビジネスマンなら活用したい思考法が紹介されているので気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。

「ちょロジ~ニュースから学ぶ7つの思考~(有賀正彦)」の詳細を調べる

    
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