家電量販店「ケーズデンキ」に学ぶ経営戦略

家電量販店といえば、「ヤマダ電機」が有名ですが、創業64期増収(減益は2回だけ)という驚異の長期安定成長を続けている「ケーズデンキ」をご存知ですか(2011年11月現在)?ケーズデンキでは他家電量販店とは全く違う経営戦略を採っています。今回は、「ケーズデンキ」の経営戦略を紹介します。


■ 長時間労働やノルマを、社員に課したりしない

ケーズデンキでは、週休二日制と定時退社は当たり前です。なぜなら、ノルマを課すと、販売員は、お客様が必要としている商品でなく、売りやすい商品、利益が取れる商品を売りつけようとするからです。このノルマを達成しようという焦りから、親身になった対応ができなくなり、ケーズデンキの理念に反してしまうからです。一般的には、管理を徹底しないと社員は動かないというのが常識的ですが、ケーズデンキではのびのびしてもらって、自分から進んで働いてもらおうという逆の考えを徹底しています。
 

■すごい人材を育てるよりチームワークを高める

どの販売も接客が素晴らしければ、販売員を特定する必要はなくなります。ケーズデンキでは、出来る人を増やすよりも、出来ない人を少なくしていく人材戦略を採用しています。
 

■「三位一体の方針」

三位一体とは、「社員→取引先→お客様」の順に大切にしようという考え方です。お客様に満足してもらうには、社員が会社から大切にされていると感じることができて始めて、気持よくお客様に対応ができるからです。
 

■保証制度に保証書は必要ない

「あんしんパスポート」を発行して、自動的に長期無料保証を受けられるようにしています。
 

■「お客様がいなくても、接客係は接客以外のことはしなくていい」

人間は持ち場以外のことで動くと、肝心な接客がおろそかになってしまうからです。
 

■ポイント制の導入をしない

ポイント制は店が儲けるが、お客様が損をするという真実があります。また、ポイントカードの導入は、お客様を縛ることにつながってしまいます。お客様は、もっと自由であるべきだという理由よりケーズデンキではポイント制度を導入していません。
 

■お客様にとっての「一番」を増やす

1. 道路から入りやすいレイアウト、駐車をしやすい駐車場作り
2. 店舗の構造は、基本的にワンフロア
の店作りを行い、お客様にとっての「一番」を増やしています。
 

■自社競合もあえて選択する

自社競合になる出店こそ、ローコストにつながります。密度が濃くなっていくので、チラシ配布などの販促コストが下がるからです。
 

■お客様を考えているから家電製品以外は扱わない

扱う分野を広げていくと、力が分散してしまう上に、培ってきた長所がなくなってしまいます。そこでケーズデンキでは、いつも最大の力を出すために、家電専門で経営を行っているのです。
 

■最後に

ケーズデンキの商号由来を紹介します。 
1. Keep! Super Price = 新製品を超安値で提供し続ける
2. Keep! Super Service = アフターサービスでも日本一をめざす
3. Keep! Super Quality = 品質の高い商品だけを提供しつづける
 
ケーズデンキでは、「売り上げがあがればよい」と考えるのではなく、「お客様に満足してもらうこと」を第一に考えています。それこそが、長期間に渡って成長し続ける秘訣なのですね。実際にケーズデンキに買い物にでかけ、今回紹介した経営方法を感じ、自分のビジネスへ活かしてみてはいかがでしょうか?
 

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