マニュアルを柔軟に使いこなす

マニュアルといえば、融通のきかないものと誤解されがちです。しかしながら、反対に考えてみればマニュアルほど効率のいいものもありません。実際に、マニュアルを徹底している企業ほど業績を伸ばしていると見る向きもあります。

マニュアルは悪くない?

そんなマニュアルのメリットについて取り上げた本が小林隆一の「仕事力がアップする! マニュアルのつくり方・生かし方」(PHP研究所)です。著者は、経営コンサルタントとして、各企業のマニュアル作成を指南してきた人物です。実務経験に基づいた内容が本書には記されています。

マニュアルは何ができる?

本書で著者が紹介するマニュアルのメリットは、研修をマニュアル化することによって社員を短期間で即戦力に育てることができる、あるいはクレーム対応などのマニュアルが通用しない分野にも、ある程度のパターンを当てはめることによってマニュアルとして定型化が可能になる、したがって作業の効率化が進むといった点があげらます。企業にとって能率アップと効率化は至上命題というべきものでしょう。そこに対して試行錯誤を繰り返し、なかなかうまくいかないのが現状だと思います。そうした非マニュアル的な場所にこそマニュアルが生かされることもある、そうした逆説を解き明かした良書です。