ベトナムに進出する時に知っておくべき4つのこと

日本を代表する飲料水メーカーのサントリーが先日、世界第2位の食品会社であるペプシコのベトナム支部を買収しました。ペプシコといえばペプシ・コーラを発明しコーラ1強の時代を崩した会社です。今回の買収はベトナムでペプシコが培った経験とサントリーの飲料水に関するノウハウを統合し、ベトナムの飲料水シーンを変えようというもの。グローバル化が進んでいないと言われがちな日系企業も円高の助けもあり動いています。今回はベトナムの労働市場の現状を調べました。


ベトナム進出時に知っておくべき4つのこと

中国で起こる違法なストライキや為替リスク、中国の半分とも言われる安価な労働力などの理由から日系企業は中国だけではなくベトナムも製造拠点としてきました。しかし、そのベトナムにもリスクがあるのは当然のこと、ベトナムを巡る状況は刻々と変わっているのです。

労働者は安価だが...

ベトナムは国内のインフレが中々の曲者です。2007~2011年の期間でインフレ率を見てみたところ、毎年平均で約13%のインフレ状態でした。これは毎年物価などが13%ずつ上昇しているということ。物の値段は5年前の2倍弱となっており、物価の上昇に合わせて賃金も上昇しています。

政情は安定しているが...

中国のデモや法制度の不徹底やモラル欠如などに比べれば、ベトナムはまだ大丈夫な方です。ですが未だに社会主義国家なだけあり、汚職も蔓延しています。

勤勉だが...

アジア人の勤勉さと器用さをベトナムに住む人達も備えており、若くして識字率が高いなどの特徴があります。しかし、そのおかげで高等教育を受ける人の数が増加し、単純労働ではなくデスクワークを志望する人が多くなっています。

税制優遇していたが...

ベトナムは海外から訪れる企業に対し、法人税などの税制優遇をしていました。しかし今は税制優遇の撤廃や一般的な製造業などの場合は優遇しないなど、昔とは条件が変わってきています。

マイナスイメージばかり書き連ねてきましたが、未だにベトナムはとても魅力的な国であることに変わりはありません。日本企業の技術も進出しプレゼンスを発揮しています。この調子で頑張って欲しいですね。

『週刊東洋経済 2012年2/25号』の詳細を調べる

    
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