日常生活で戦略的思考を養う2つの方法

日本人に欠けている「分析力」や「概念を創り出す能力」を養うにはどうすればよいでしょうか? 日常生活で戦略的思考を養なう2つの方法を紹介します。


1. 新聞やネット情報を意識的に制限しよう

1つめは新聞やネットからの情報を意識的に制限してみることです。なぜかというと、これらは「知識の断片」にすぎない場合が多いからです。日本人の悲しい習性は、知識の断片を脳内に取り込むことで安心してしまうという点です。これでは、歴史の年号を暗記するのと大して変わらない。一般人が歴史を学ぶ意義は、因果関係を探り、「過去に学んで、未来に活かす」ことです。名をなした経営者たちが司馬遼太郎を愛するのも、自分の経営や人事などに応用できるからでしょう。同様にネットや新聞の情報で断片的な知識を集めるくらいなら、週刊誌や月刊誌を重点的に読むほうが、分析力や概念を抽出する能力が向上するでしょう。

2. 「しょうがない」と受け止めていることを毎週1つ取り上げる

2つめは、「しょうがない」と受け止めていることを毎週1つ取り上げ、「しょうがある」ことにするにはどうしたらいいのかを考える習慣をつくることです。これは、代案を生み出す能力の開発にあたります。新しい策(即ち概念)を展開するクセをつけることで、戦略的思考が養われます。

また、日本人の悪癖として、「お上には逆らわない」という従順な性向があります。この性向こそが修羅場に弱い日本人、競争に弱い日本人をつくりだしています。それもこれも代案を生み出す能力が欠けているからではないか。代案が作り出せないから同じ不満を抱える者同士の間でさえ共通意識が育たないのです。そのためにはまず、「しょうがない」とあきらめていることを「見つけ出し」、さらに「しょうがなくしないためには、何をすればいいか」を考えることから始めましょう。

日常生活で実践して、戦略的思考を養いましょう。

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