稲盛和夫に学ぶ会社経営のノウハウ

京セラ、KDDI、JALを成功に導いた名経営者である稲盛和夫さん。彼から学ぶ経営ノウハウはたくさんあります。ビジネスマンは押さえておきたい稲盛和夫の会社経営のノウハウを紹介します。


■裏づけを持ってチャレンジせよ

「挑戦、チャレンジというのは、快い響きを持った言葉ですが、実は大変な困難と危険を伴います。また、計り知れない労苦と忍耐力、並はずれた努力と、大変な勇気を必要とします。

つまり、リスクに耐えうるだけの裏づけ、困難に立ち向かう勇気、苦労もいとわない忍耐努力などの要素を備えてはじめて口にできることなのです。

単に言葉の遊びとして、チャレンジや挑戦ということを、口にしてはならないと思います。このような要素なくしてチャレンジすることを、蛮勇と言います。

企業経営において、チャレンジを続けていくには、このような精神状態が経営者になければなりませんし、どんな危機に遭遇しても、安全に航行できるだけの資金力と、豊かな財務内容が企業に備わっていなければなりません。個人においても挑戦的な姿勢をとるには、何ものにも動じない信念と、ひたむきな日々の努力、そしてそれによって培われた確かな能力が必要です。

覚悟と裏づけを持った者のみに、チャレンジする資格が与えられるのです。」

■厳しい課題を課す

「板子一枚下は地獄」という言葉があります。

創業まもない企業の社員というのは、このような言葉で表わされるような、明日の保証がない、危機的状況の中で懸命に働いていたはずです。ところが会社が発展し、豊かな状態しか知らない、新しい世代が増えてくるにつれ、社員の働く姿勢、意欲が変質してしまいます。

それも当然かもしれません。鋼鉄製の船に乗った人に、「板子一枚下は地獄」の気分になれと言っても難しいと思います。危機的状況の中では、周囲の環境が怠惰を許さず、必死にならざるを得なかったのですが、設備もあり、資金もあり、という豊かで恵まれた環境で、ベンチャー精神を鼓舞して、新しい事業を起こすことは、精神的にはるかに過酷なことだと思います。

それでも、果敢にチャレンジするためには、環境に甘えることなく、自分を極限にまで追い込める精神力が必要です。精神的に自分自身を追い込める人、つまり楽な方向へ流れようとする自分に、厳しい課題を課すことのできる真摯な人間性を持ち、真剣に自分の仕事で悩む人でなければ、この豊かな時代に、新たな活路を開くことはできないと思います。

いかがでしたか? 稲盛和夫さんの本からは会社経営について学ぶべきことがたくさんあります。ビジネスマンは必読ですね。

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