ユニクロ柳井正社長が大推薦!プロフェッショナルマネージャーの要約・感想【社長の教科書】

「プロフェッショナルマネージャー(プレジデント社)」はコングロマリット経営で14年半連続増益を達成したITT社長であるハロルド・ジェニーンの経営本です。ユニクロの社長である柳井正さんが「経営の教科書」とおすすめしていることでも有名です。マネージャー、経営者なら必ず読んでおきたい「プロフェッショナルマネージャー」より、経営を成功させるポイントなどの要約まとめを紹介します。


経営者は経営しなくてはならぬ

ビジネスには常時さまざまの問題があり、マネジャーの仕事はそれらを解決することである。たとえば、ある問題を解決するのに22通りの方法を試み、それでもまだ成功しなかったら23番目の方法を試みなくてはならない。いずれにせよマネジャーは、「必要なら私は会社で徹夜でもしよう。しかし、この問題はかならず解決してみせるぞ」という態度でいなくてはならない。私はしばしばそうしたし、時折、他人にそうするように勧めることもあるが、重要なのは会社で徹夜することではなくて、問題を解決することだ。経営において重要なのは結果である。徹夜をして働くのは、問題を解決し自分を満足させる答えを発見するのにそれだけ時間がかかるからにすぎない。その結果は四半期と年度末の損益計算書に表れるだろう。「経営者は経営しなくてはならぬ」とは、そうした結果を挙げなくてはならぬということだ。

経営者は自分の責任範囲のあらゆる活動をしっかり掌握していなくてはならないということだ。そして、なにかがうまくいっていないのを見つけたら、原因がわかるまで究明し、ひとつの解決法が効果を挙げなければ別の、また別の、さらにまた別の方法を試みるのだ。経営とは経営することである。良い経営とは、問題が起こった時にそれを解決するだけではない。良い計画は、将来起こりそうな問題の予見と、それらを回避するためにとるべき手段と、事前に回避することができなかった場合には、ただちにそれらを処理する方策を包含していなくてはならない。

良いリーダーは紳士的

最終的に、良いリーダーのやることは紳士的でなくてはならない。紳士的とはどういうことか、彼は知っていなくてはならない。ほかの者はみんな知っている。むろん、だれも自分のリーダーが、無知、不決断あるいは弱さから、無能を甘やかすことを望みはしない。弱いリーダーについていきたいとはだれも思わない。リーダーとして、弱いことは最低である。そんなリーダーの判断は頼りにできない。なぜなら、困難な状況にぶつかったら、どう変わるかもわからないからだ。困難で、不評判ですらある決断をすることを恐れない強いリーダーのほうが──ただ、目下の人間を扱うのに紳士的で公正で信頼できるということが知れわたっている限りにおいて──ずっと多くの尊敬と忠誠を得られる。

下はエレベーターボーイや営繕係や掃除夫にいたるまで、会社の人間はすべて、最高経営者や副社長や直接の上司に対して確たる意見を持っている。見解そのものはラインの上下を通じて同じなのが普通だ。そしてそうした意見の集積が会社の風潮、雰囲気、意気を形づくるのである。それはまた、業績にも表れる。尊敬し崇拝しているだれかのために働くのは楽しく、くそいまいましい野郎のために働くのは最低だということはだれでも知っている。

数字の意味

数字の意味は、言葉のそれと同様、相互の関係において初めて理解される。垂直的にであれ水平的にであれ、一連の数字を読む時、私は自動的にそれらを意味のあるパーセンテージの対比に翻訳する。たとえば、5億ドルの売上高が5000万ドル減少すれば、売上高が10%減少したことを私は知る。もし他の事業部の50万ドルの売上高が10万ドル減少すれば、20%の減少だと私の頭脳の目は私に告げる。そしてその事業部が失った金額は最初の金額より小さいが、私の頭の中では、その事業部は売上高が5000万ドル減った事業部より深刻な問題を抱えているのではないかという推測が即座に働く。実際には、そうした数字はもっとずっと多くのことを私に告げる。そしてそうした数字の背後に分け入り、何が起こっているのか調べるように私を促す。

組織に企業家は存在しない

真の企業家は──長期にわたっては──存在せず、また存在し得ないのが実相である。企業家は十分な経験を身につけるまで大企業の中にとどまる。それからキャッシュを手に入れるために出て行ってしまう。

良い社員はマネジャーからの質問を待っている

組織の中の良い連中はマネジャーから質問されるのを待ち受けている。なぜなら、彼らはそれに答えることができ、答えたいと思っているからだ。それから初めて両者は一緒に前進することができる。物事の核心を突く質問をされるのをいやがるのはインチキな人間に決まっており、インチキな人間を見分けて厄介払いするのはマネジャーの仕事である。良い連中はそれをマネジャーに期待している。

ノーサプライズ経営を

失敗の予兆を早期に察知して、対処する。経営の基本だ。早期に察知できれば、失敗した事業の後始末よりも前始末の方が圧倒的に効率が良い。それに要する時間や経費は、恐らく10分の1程度に減るだろう。そうした失敗の前兆をはっきりと指摘し続けること、指摘できることが、「ノー・サプライズ経営」のあるべき姿だ。

感想(書評)

いかがでしたか?まとめからでもベンチャー企業、中小経営者は読んでいて心が痛くなるほど経営の本質をついていることがわかります。マネージャーの仕事や資格、プロの経営者としての経営理論など多くのことが学べます。本題に入るまでのハロルド・ジェニーンの経歴で脱落してしまいやすいのですが、最後まで読み通しましょう(私は初めて読んだ時100ページもいかずに挫折してしまいました…)。

経験を積めば積むほど良さがわかる経営本の名著です。買って損なしのおすすめ本です。経営に悩んでいる人はぜひ読んでほしい本です! ユニクロ柳井正さんがおすすめする理由がわかります。

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