【2013年】サイバーエージェント藤田晋のこれだけは読んでおきたい記事と名言まとめ

サイバーエージェント社長藤田晋さんの2013年の「渋谷で働く社長のアメブロ(渋谷で働く社長の告白開始前)」からビジネスに役立つこれだけは読んでおきたいというブログ記事と名言を紹介します。IT企業なら絶対読みたい記事が2013年はたくさんありました。サイバーエージェントがスマホシフトに成功した理由が藤田晋さんのブログからも理解できます。ウェブサービスを作る人は必見です。


藤田晋のこれだけは読んでおきたいブログ記事と名言

「今年はダカイゼン。」

今後一番注力するのはリリース済のサービスの打開と改善です。

「撤退基準を予め決めておくこと」

リリース後4か月経過した時点で、コミュニティなら300万PV/月、ゲームなら1000万円/月を超えていなければ撤退検討

撤退基準を予め決めておくのは、簡単なようで実は難しいことなので、先送りしないように、意識してやる必要があると思います。

「自分のサービスに熱狂すること」

スポーツの試合なら誰でも知っていることですが、生放送で試合を観ているのと、結果を知って観るのでは、全く違います。しかし、見た目のコンテンツの内容は、前者と後者、全く同じものです。それと同じように、ネットサービスを企画していても、「同じに見えて、全然違うよ」ということがよくあるのですが、それを見落とす人が結構いるのです。

自分のサービスを心から素晴らしい(面白い)と思うこと。自分のサービスに熱狂すること。

もし素晴らしく思えなければ、素晴らしくなるように直すだろうし、熱狂できなければ、それがなぜなのかを突き詰めていくだろうし、いずれにしても、追求すべきポイントは的確になってきます。

なかなか現状を打開できずにいる人は、まずは自分のサービスに熱狂するところから始めましょう。

「情報の遮断」

「情報と注意はトレードオフ」

という言葉にはっとさせられたのですが、時間と脳の処理速度は一定なので、
インプットする情報が増えれば、相対的に情報に対する注意が減り、結果、考える時間を失うということです。

本に関して言えば個人的には、時間をかけるか、繰り返すしかないと思っています。もっとも情報が血肉になるのは、こうしてブログに書いたり、自分の言葉で誰かに伝えなければならない時です。だから得た情報を振り返って、ブログを書く時間を確保するというのは、ひとつの解決策なのかも知れません。

「結論ファースト」

実際、長々と説明されるアイデアはろくなものがなくて、それを喋りで誤魔化そうとしているような気もします。それに自分が既に知っていることを延々と説明されると、
(何も相手の立場を知らずに提案してるな)とか
(今頃こんなことを勉強したのか)とか
頼りない印象を与え、聞く耳を持つ気が萎えてしまうというのもあると思います。

相手にとって重大な決断を迫るような提案をする場合、
1.要点を伝える。
2.疑問に答える。
それだけで十分だと思います。

「目線を下げるな」

目線をあげる方法は簡単です。組織の上の人と飲みにいくか食事に行けばよいのです。できるだけ上層部の人か、子会社の社長や役員など、経営に近ければ近いほど良いでしょう。

「授賞式」

社員総会は創業間もないころから続けていますが、実は毎年すごく進化しています。最初は私の前職インテリジェンスの見よう見まねで始めたのですが、回を追うごとにサイバーエージェントらしく、内容を考え抜き、工夫と改善を重ねてきました。

全ては、
・自分も壇上に立ちたいと思えること
・受賞者を讃えたいと思えること
・しらけないこと
を目的として授賞式の内容や演出に力を入れているのです。

4年に一度のオリンピック、春と夏の高校野球、その年を代表する作品を選ぶアカデミー賞など、例を挙げればきりがないですが、授賞式の確立に成功すれば、それを目指す人たち全体のレベルを著しく引き上げられます。

サイバーエージェントの社員総会の授賞式はそれなりに費用も掛かっていますが、もし、これによって伸びている業績の数値から逆算すれば、費用対効果はとても素晴らしいものになっていると思います。

「胸騒ぎリスト」

任せている仕事に胸騒ぎを感じたら、介入のゴーサインとみて間違いない。私は過去のマネジメント経験を通じてそう考えています。

「最初のフォロワー」

大勢の人がいる気持ち良さそうな草原で、皆がくつろいでいるところに、一人、狂ったように裸で踊り始める人がいます。それを見ていた別の一人が、その踊りの輪に加わり、最初のフォローワーとなります。そのあと二人めのフォローワーが加わり、そしてすぐ3人となり、そのまま勢いがついて、傍観していた人がどんどん踊りに参加し、大多数が踊りに加わってしまいます。そうなるともう、踊ってない人が逆に目立つという状況に変わってしまったのです。

最初のフォローワーの存在が、一人のバカをリーダーに変えるということでした。そして、リーダーシップは過大評価されていると前置きした上で、確かに最初に踊り始めたのは裸の男だけど、バカをリーダーに変えたのは、最初のフォロワーであり、本当に何かを起こそうと思うなら、ついていく勇気をもち、他の人たちにもその方法を示すことだと言っています。

「樹林さんの言葉」

他人の創ったものに素直に感動する人。そして自分も何か創りたいと思う人。
→クリエイター向き

感動しつつも、ここがこうだったらもっと良いのにと、つい考えてしまう人。
→編集者やプロデューサー向き

何でもすぐあら探しする人。
→モノ創りには向いていない

「バランス感覚」

成功の鍵を握るのは、結局その人のバランス感覚であるという場面は、実はとても多いのです。私が、自分の人生のどこかでバランス感覚を身に付けたとすれば、思い当たる節が1つだけあります。

それは、小学生の頃にずっと日記を書いて親に提出していたことです。数年にわたって継続していました。日記を書き続けることで、その日一日を振り返る時間を通じて、自分を客観視してみることができるようになりました。

自分を客観視できていなければバランスを取ることは難しいと思います。

「答えは必ずある」

「答えは必ずある」と決めてかかる思考は困難な仕事をする上でとても大事なことです。ネット業界で何かを起こしたい人は、「答えは必ずある」と決めてかかることと、「耐える力」を鍛えることがお勧めです。

「ダカイ」

今年のテーマは打開と改善(ダカイゼン)ですが、地道にダカイゼンを続けたサービスの中から、いつか特大ホームランが誕生すると私は信じています。

twitterが大ヒットしたのは、日本版がローンチして2年経ったある日、突然でした。それまでは目立った流行り方はしていませんでした。成功の要因は、その間粘り強くサービスを改善を積み重ねていたからだと思います。

Facebookは最初から今のようなでかいところを狙いにいった訳ではありません。当初は学生のみに限定したサービスでした。機能を追加したり、オープン化したり、ダカイを繰り返して今に至っています。

大きく成功すると、さも最初からそれを狙っていたように成功要因を解説する人が出てきますが、実際は、現場での試行錯誤の結果であって、しっかりとコンセプトとターゲットを絞ってサービスを確立し、リリース後、ダカイを重ねて拡大させていくというやり方がホームランを出せる確率が最も高い方法と私は考えてます。

「ワークハード、ライフハード」

仕事が充実しなければ、私生活も楽しくないし、私生活が充実してないと、良い仕事はできないという趣旨です。仕事がうまくいっていて、私生活も充実しているというのは一番望ましい状態だと私は思います。

仕事に全てを捧げて私生活を犠牲にしても、私生活を充実させるために仕事から逃げても、どちらか片方では長くは続かないからです。とはいえ、誰もがリア充と言われるような休日を過ごせば良いという訳ではなくて、鈴木会長も、
「自分の時間は自分でコントロールすべき」
と仰っていますが、自分の年齢、趣味、ライフスタイルなどに合わせて、自分のペースで仕事も私生活も充実させてほしいと思います。

「沈殿プラン」

ネット上には、なじみがない切り口のサービスで、日の目を見ないまま、ネットの海の底に沈殿していったものが星の数ほどあります。ビジネスプランとして」見れば素晴らしいアイデアに見えるのに、「赤の他人として」見れば、全く使わないか、知る術が無い、というパターンは新規事業のアイデアを聞いていると、とても多いです。

「コンセプト」は良くても「切り口」が悪いとでもいいましょうか。ひとことで言えば、気づかれないのです。新しい切り口を、広く浸透させて、浮揚していくのは並大抵ではありません。消費者(ユーザー)から見たときに、
・誰かに口で説明してもらわないと分からないもの
・普段の生活でそのような習慣がないもの
・いざ使う場面でえそれを思い出せないもの
というのは、新規事業として立ち上げるのは不可能ではないですが、異常なほどの難易度です。逆に立ち上がりやすいのは、
・類似事業があって「ああ、あれね」と分かってもらえる
・普段の生活の基本ループに組み込まれる
・日常的に使うもの(Facebookとか)に乗っかる

「長老キャラ」

黎明期からインターネット村で生き残ってきた立場で言わせてもらえば、消えていったほとんどは、波に流されていた人たちです。

事業会社の人は、主体性を持たず3点セット(株価、メディア、採用)で押し寄せる波に流されるのは、とても危険なことなのです。
「・・そこは真っ赤な海じゃ!」
と、長老風に締めくくりましたが、我々、ネイティブアプリにおいてもグループ挙げて成功を収める所存です。

「副交感神経」

仕事は長期戦です。私も就職して1年目と、起業して上場までの2年間、息を止めて一気に走り抜けて成功した経験があるので、つい集中したくなります。

でも、いま振り返ってみると、長い仕事生活の中で、集中力を要する勝負どころや無条件に仕事が楽しくて仕方ないような時期は、せいぜい全体の5~10%くらいです。

実は、残りの何もない時期や、厳しい時期、飽きてしまった時を、どう凌いでいくかが勝敗を分けるのではないかと、私は感じてます。

時が解決することや、粘り勝ち、残存者利益ということが、ビジネスの世界はとても多いからです。(決断の先送りや、様子見という意味ではありません)

仕事だけしかなくて、仕事だけと向き合い続けると、思いつめたり、行き詰まったりしやすいので、適当に時間をつぶせる趣味を見つけたり、適度な休暇を取って息を抜くことも、長期的なパフォーマンスを高める上では必要なことです。

若いうちや、勝負所で、短期的な集中が必要な時期もありますが、長期的なパフォーマンスを高めるには、自分にあったペースで仕事をすることが大切だと思います。

「やる気の源泉」

不当に高い報酬を提示することで採用すれば、より高い報酬で去っていくだけです。そして納得感のない高い報酬は居心地が悪く、自分が特別な人間であるという正当化のために、たいした仕事をしていなくても自己評価が過度に高くなります。

法外な金銭インセンティブという人参をぶら下げてやる気にさせれば、それを得るため他人に批判的になり、自己主張が強くなり、チームワークや連帯感を損ないます。チームワークや連帯感のない組織はモラルハザードを起こしやすくなります。

新たに採用する目的や、人材を繋ぎ止めるための法外なインセンティブや高い報酬は、皮肉なことに、離職率を高める結果になってしまうのです。仕事に、金以外にやる気になれる目的をどれだけ見いだせるか、それを意識した組織を創っていくことが重要です。

「たくさん試す」

粗探しばかりしている人はネット業界の経営に向かないのはもちろんですが、大きな規模の成長を目指すなら、そんなことを言われても動じない、ハートの強さが必要です。

「流行は追わない」

このビジネスでは、競合に気をとられて浮足立つというのが一番危険なのだ

「本人が努力しないとどうしようもない」

抜擢するかどうかを判断する上で大事なのは、抜擢したあと、危機感をもって努力できるのか否かです。抜擢されたことで満足していたり、危機感が足りなかったりした場合、これはもうどうしようもありません。

「頑張らないときが分かる人」

麻雀は4人でやってるので自分があがれる確率4分の1です。それなのに毎回あがろうとする人は自滅していきます。また、サッカー選手の場合も、90分間全力で走り続けることはできません。一流選手は力の抜きどころと集中しなければならないところを上手に見極めています。

よく仕事人生はマラソンのようなものといわれますが、私の感覚では本当の勝負所は10%くらいしかなく、実際はそれ以外の時間帯のほうが長いです。だからその長いほうの時間をどう凌ぐかのほうが大事なのではないかと思ってます。

「仕事を楽しくする方法」

仕事を面白くする方法は、ゲーム創る過程に似ていると思います。
(1)目指すべきゴール(目標)を明確にし、
(2)そこに至る過程と達成度が、プレイ中いつも可視化されている状態にする。
(3)1と2に伴って、達成感を得られたり、悔しさを感じたり、報酬がもらえたり、競争意欲が掻き立てられたり、承認欲求が満たされたりします。
1と2があるから3が面白いのです。

「「自分のアイデア」はそもそも間違えやすい、3つの理由。」

1.誰も本当のことを言ってくれない。
2.盲目になりやすい。
3.答え合わせのように、自分の正しさを裏付ける情報にばかり目がいく。

「賢くなるほど責任を避けたがる」

何が起きても最後は自分が全責任を負う覚悟がある人には、大事な役割を任せられるのです。人は大きな役割を任されて、責任と重圧を背負い、難しい試行錯誤を繰り返す中で成長していきます。

本当に賢くなった人が、尚も自分を大きく成長させる方法は、冒頭の20代と同様に、最初に責任を負う覚悟を決めることだと私は思います。

「手練れ経営者」

良い時に調子に乗っている人は大体ダメになるのは自分を客観視することができなくなるからではないでしょうか。

私も長くネット業界で経営者をやっているので、取材などで、
「生き残る秘訣はなんですか?」
と聞かれることが多いのですが、最初に出てくる言葉が、
「調子に乗らないことです」
客観視することと謙虚であること。これがとても大切です。

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