国が後押しする「見えない資産」の有効活用

経済産業省は、これまでスポットライトが当てられてこなかった小規模事業者を「日本経済を支える重要な存在」として捉え直しています。その政策の中心となるのが知的資産・知的資産経営です。


〝目に見えない資産〟は競争力の源泉

経産省のホームページを見るとこのような説明があります。
「知的資産とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の〝目に見えない資産〟のことで、企業の競争力の源泉となるものです」

経営に重要な数値化できない要素

〝目に見えない資産〟とは、経営にとってとても重要な要素でありながら、財務諸表に掲載できない、数値化できない要素のことをいいます。
いわゆる「特許やノウハウなどの知的〝財産〟だけでなく、企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方」を指していると考えてください。
ただし、知的資産、目に見えない資産というと少しわかりにくいので、私は〝透明資産〟と呼んでいます。

意外なものが経営向上をもたらすことも

要は、透明資産とは、会社あるいは、個々人の全経験とその産物になります。
この誰もが持っている「見えない資産」を存分に生かしてほしいのです。
実際、現場で仕事をしていると、相談者ご本人も気がつかなかった資格や、経営者が好きでやっていた趣味といったもの、経営者の奥さんが作り出す会社の雰囲気、従業員のこだわりといったものが好調さの秘訣であったり、経営向上のきっかけになることが多々あります。

見えない資産に注目すべき

これらは、資産価値としては計上されませんが、なにごとにも代えがたい資産。
経産省は、これからの経済はこういった部分に注目すべきです、とメッセージしています。
透明資産を経営者自身が自覚し、有効活用することで、日本経済のさらなる飛躍を狙っているのです。

小規模企業に手厚い援助

経産省は、むかしから地域の雇用を支え、地域経済の活性を促してきた人たちを援助しようと、本気になっています。
特に町工場などに代表される小規模企業に手厚い援助をしていくことが、日本にとっての急務だという認識をやっと持ったのです。

人情味溢れる経営の大切さ

政策の中心は、人間そのものの資質や人と人との信頼関係、個々の創造力、企業の歴史、そういったすべてをもう一度見直して、企業の強化、個人の生活のレベルアップを目指していくという構想です。
人情味溢れる経営こそが、本当は一番効果があって、誰もが幸せになれる道だったと、いま政府が気づき始めているのです。

【まとめ】

・資産価値として計上されないもののなかにも「見えない資産」があります。
・国は、日本経済の飛躍を狙って「透明資産」の有効活用を後押ししています。
・「透明資産」のなかにこそ、日本の強みが隠されていると見ているからです。
★国も後押ししている透明資産の活用。あなたも注目してみてはいかがでしょうか。

参考図書『社長! 「透明資産」に気づけば資金繰りが好転します。』東邦出版株式会社 (2016/11/1) 著者:小山範之 

    
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