同族経営は本当に3代で潰れるの? ファミリービジネスの弱みと強みとは?

世間で良く言われている「会社は三代で潰れてしまう」という言葉。ですが本当に同族経営では、三代で潰れてしまうのでしょうか。そこで今回は、同族経営によって担われるファミリービジネスについて書かれた「同族経営はなぜ3代でつぶれるのか? 」(著者:武井 一喜)から、同族経営の持つ弱みと強みをご紹介します。


■同族経営は3代で潰れる理由

ある調査では、創業してから3代目まで続く企業はおよそ12%という結果が出ています。同族経営では確かに代が続く毎に、存続する確率は下がっていきます。

その理由の一つが、優れた経営者を輩出する確率が下がってしまうということです。たとえ、1代目である創業者が力を持って、2代目が1代目には劣るもの力があったとしても、3代目に力がない場合には、平均して考えると、優れた企業とはならないのです。

また、ファミリービジネスには、同族経営特有の悩みもあります。仕事とファミリーの境界線が不明確である場合や、機能的な取締役会が存在しない場合、ファミリーの中でお互いの信頼度が低い場合など様々なケースが考えられます。

■同族経営の強みとは

しかし、一方で同族経営にも多くの強みがあります。

まず、業績の良さを見てみると、世界中を見ても非ファミリービジネスよりもファミリービジネスが業績が多いです。GDPで見てみると、世界のGDPの70~90%はファミリービジネスが作り出しています。日本でもGDPの8割がファミリービジネスによって担われています。

また、親の七光りで得られる資本には、財的資本以外にも需要な経営資源が含まれます。個人の能力や経験などの人的資本とともに、人間関係、価値観などの社会的資本を得られるということは、同族経営ならではの強みに他なりません。

衰退するファミリービジネスと、そうでないファミリービジネスを比べてみると、重要なのは、ファミリーとビジネスの境界線をいかに保っているかのようです。ビジネスの問題はファミリーに持ち込まず、ファミリーの問題はビジネスに持ち込まない……そういった姿勢を持つことが重要なようです。

『同族経営はなぜ3代でつぶれるのか?(武井 一喜)』の詳細を調べる

    
コメント