日本企業がアメリカと差がついた理由は「若手社員の経営経験」

バブル崩壊、サブプライム問題と日本企業はアメリカ企業と大きな差が生じてしまいました。なぜ、日本企業はここまで弱くなってしまったのでしょうか? 日本企業がアメリカと差がついた理由は「若手社員の経営経験」の差にあります。


■日本企業がアメリカと差がついた理由

アメリカは日本が2、30年をかけても簡単に追いつくことのできない1つのすごい強みを構築してます。それはアメリカにおける戦略的な「プロフェッショナル」の育成です。企業経営について言えば、今、日本企業は深刻な「経営者的人材の枯渇」の状態です。集団主義は、これまでの日本企業の強みを生み出す基礎になってきました。しかし、そのために個人が若いうちからあえてリスクを背負い、冷や汗をかきながら経営経験を積んでいくという機会が少なくなってしまいました。

■ベンチャーの成功と失敗が経営経験となる

ベンチャーの成功と失敗のドラマが、アメリカの若い人々に膨大な量の経営経験を与えているのである。彼らは、カバン一つで日本にやってきて、日本企業と互角に渡り合います。もし日本とアメリカそれぞれのビジネスマンが蓄えた経営経験の総量を数値化することができるとすれば、その差は両国の人口やGNPの比どころではないでしょう。おそらく、アメリカのほうが、20倍か30倍も大きく、同じ比較を20代から30代の若年層に限って行えば、数十倍の差がついているはずである。

■優秀な社員をとどめれない日本企業

優秀な社員をとどめれない日本企業も増えています。優秀な社員を選別し、せっかく教育に投資したのに、彼らをとどめておくことができないのです。特に、アメリカで野心を植え付けられたMBA取得者が、その野心を本当に追いかけようとすれば、彼らは自分たちを育ててくれた日本の会社から出ていくしかないケースが増えてしまっているのです。

日本企業は、若い社員に経営経験を積ませる必要があります。安易にMBA教育などに走らず、きちんとした経営経験を積ませ社員を育てることが大切です。

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