足元から生き方を変える本?

私たちの日常生活はほとんどが、平凡にすぎてゆくものです。朝起きて、会社や学校へ行き、帰宅後寄り道をすることもあれば、まっすぐ戻ることもあれば、そのまま眠るだけです。さらにほとんどの時間をネットに支配されているようなところもあります。そんな生き方を変えてみてはどうか、と問いかけるのが『新しい地図の見つけ方』(KADOKAWA)です。


目からウロコの対談本

本書は対談で構成されており、ニッポン放送アナウンサーであり、アニメやゲームといったオタクカルチャーに造詣の深い吉田尚記アナウンサーと、サブカルチャーを拠点に文化や社会を批評する宇野常寛による対談本です。両者の共通項は、ラジオ番組を持ち、常に若いリスナーと交流を持っていることでしょう。2人は社会環境の変化を語り合います。例えばインターネット文化は、かつては見知らぬ他者同士が唐突に出会えるツールであったにも関わらず、いまは本人が持っている人間関係を素朴に反映するだけのツールになってしまった。さらにお互いの顔色をうかがうような状況もあるといったものです。鋭い指摘でしょう。

それでも会社員をするメリット

さらに2人は会社員のメリットも語ります。今の時代会社にしがみつくなといった言葉はよく言われますが、自分で完全にリスクを追う必要がない、基本的なスキルが身につくといった点を語ります。やみくもにフリーランス志向をあおっていないのも良書だと言えるでしょう。

    
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