あなたを成功に導く「80対20の法則」

「80対20の法則」とは、投入、原因、努力のわずかな20%の部分が、産出、結果、報酬の大きな80%の部分をもたらすという法則です。イタリアの経済学者パレートが発見したと言われている法則で、様々な現象に当てはまると言われています。この法則はビジネスにも活用することができます。「80対20の法則」を知っているだけで成功確率は大きく変わってきます。今回は、あなたを成功に導く「80対20の法則」を紹介します。


「80対20の法則」とは?

一言で言えば「結果の80%は原因の20%から生じる」という法則のことです。言い換えれば、大半のものは無価値で少数の物だけが非常に役立つということです。このことを知っているか否かで、仕事のやり方や人生の充実度も大きく変わってきます。「80対20の法則」は以下のように語られています。

  • 均衡が崩れると、一方に傾く流れは押しとどめようがない
  • 敗北の大半は、他人から強制されて参加されたレースで起こる
  • 仕事と人生には別物ではない
  • 自分は何をしているときが一番楽しいかを発見し、それを仕事に取り入れること

1. 均衡が崩れると、一方に傾く流れは押しとどめようがない

世界は均衡を嫌います。50対50という状態が仮にありえたとしても、ひとたび51対49になると、後は重力の法則に従うかのように99対1に向かって進むのです。ひとたび均衡が崩れると、一方に傾く流れは押しとどめようがないのです。

2. 敗北の大半は、他人から強制されて参加されたレースで起こる

勝利の大半は、自分が望んで参加したレースで起こります。レースの選択を誤り、自分が得意とするレースではなく他人が得意とするレースに参加すれば、まず勝ち目はありません。

3. 仕事と人生には別物ではない

仕事は、生活全体の質という広い視野から考えた方がいいのです。具体的には「暮らしている場所」「友達と過ごす時間」「仕事の満足感」「収入の過不足」など。生活のあらゆる角度からトータルに考えてみる必要があります。

4. 自分は何をしているときが一番楽しいかを発見し、それを仕事に取り入れること

業種は選択の一つに過ぎません。これをよく考えないと、好きな仕事を選んだからといって幸せになれるとは限りません。自分の心に「仕事の達成感、仕事の成功を強く望んでいるか?」「会社で働くのが一番幸せか、自営やフリーで働くのが一番幸せか」「会社を経営するのが一番幸せか?すでに形が整っているものの中で働く事を望むのか?」を聞いてみることです。

次に「80対20の法則」の活用例を見てみましょう。

■本の価値は全体の20%につまっている!

本の価値の80%は、ページ数にして20%以下の中にみつけることができます。だから、通読する時間の20%で、本の価値の80%を吸収できるのです。

■20%のクライアントが利益の80%を生み出す!

あなたのクライアントのうち、20%のクライアントが利益の80%を占めています。成果の80%は重要な問題の20%から生まれるのです。

■20%の初期投資が80%以上の価値を生み出す!

長期株式投資の場合、資産増加の80%以上が、初期投資の20%未満から生み出されています。その20%の選択を誤らず、出来る限り集中投資するのが成功の秘訣です。全ての卵を一つの籠に入れてはいけないというのが、従来の投資の鉄則です。しかし、一つの籠を慎重に選び、その中に全ての卵を入れ、後はそれを見守るというのが、「80対20の法則」の鉄則です。

■内面が80%を決める!

足を引っ張っているものを的確に見極め、改善すれば、短期間に大きく前進することができます。これも「80対20の法則」が当てはまります。あなたの足を引っ張っているものの80%は「内面的なもの」です。あなた自身の中にあるということ、つまり、あなた自身の素質や能力、習慣、鍛錬、適性の中にあります。外的なものはわずか20%に過ぎません。成功する人は、絶えず「自分で自分の足を引っ張っているものないか」と自問しています。徹底して自分を見つめ、問題の原因と解決策をみつけましょう。「成果がなかなかあがらないのはなぜか」と常に自問しましょう。原因がわかれば、その足かせを緩める方法もはっきりします。

■「80対20分析」をしよう!

「80対20分析」は、比較する二つのデータの関係を検証するものです。一方のデータは人や物の集合であり、通常、百以上の人や物の集まりです。もう一方のデータは、その人や物の興味深い特長に関連するデータであり、それは数値化できるものでなければいけません。何のために「80対20分析」を行うかといえば、分析対象の関係を変え、その関係をうまく利用するためです。さらに、産出や業績の20%にしか貢献していない働きが悪い80%について、何か手を打つことです。この2番目の方法は、時に極めて有効であり、働きが悪い工場の生産性向上に大きな成果を上げます。しかし、1番目の利用法に比べると、労多くして、報われるものは少ないのです。

■固定概念を捨てよう!

「80対20の法則」を使うときには、固定概念を捨てて、他人が行かない道を探す必要があります。誰もが注目している変数(例えば、ベストセラー本ばかりおいている本屋さん)に、どうしても目を奪われがちになりますよね。しかし、大勢の人の後についていきたいという誘惑に負けてはいけません。ベストセラー本さえ山積みにして置けば儲かると考える本屋さんは、線形的な発想です。貴重なヒントは常に、多くの人が見過ごしている非線形の関係に目を向けることから得られるのです。

■日常生活に「80対20の法則」を利用しよう!

「80対20の法則」を日常生活に利用してみましょう。まず、データを推測します。どういう要因の20%が結果の80%を決定するのかを、常に自分に問いかけてみましょう。答えはわかりきっていると思ってはいけません。時間をたっぷりとり、固定概念から離れて、じっくり考えます。答えがでた後は、行動パターンを変え、重要な20%に力を集中するだけです。数量的な分析は必要ありません。

「80対20の法則」が威力を発揮する分野は、「戦略、品質、コスト削減とサービス改善、マーケティング、販売、情報テクノロジー、意思決定と分析、在庫管理、プロジェクト管理、交渉」です。日常生活にも「80対20の法則」は利用可能です。あなたの成功確率を大きく高める「80対20の法則」ぜひ活用してみてください。

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