もう銀行はいらない?

事業を始めたいが資金が足りない、クレジットカードの借金を返済したい。これまでお金を借りたいときは、銀行や金融機関に相談することが一般的でした。しかし、現在ではIT技術の発達により、欧米を中心にクラウドファンディングやPeer to Peer(P2P) という個人から個人にウェブを通じてお金を融資する仕組みができています。P2Pは投資型、ソーシャルネットワーク型、寄付型などに分類されます。


投資家たちが注目

P2Pだからといって、人を助けるためにお金を貸すという意識にとらわれる必要はありません。投資家たちも配当や利子を受け取ることができ、ビジネスとしても満足することができます。

両者に有利な金利設定

P2Pを運営する大手のLendingClub(レンディング・クラブ)は、クレジットスコアや年収などから借り手を審査して、何段階かに格付けしています。

格付けが上位でリスクの低い人は年金利約5%程度、格付けが最下位でリスクの高い人だと年金利は約20%程度でお金を借りることができます。ほとんどの人がクレジットカードでのキャッシング金利よりも少ない金利でお金を借りられるのです。

貸し手にとっては、銀行預金の利息よりも高い利率でお金を運用できることが魅力です。

寄付ではなく、お金を貸して応援

発展途上国の人々の起業や生活を支えるためのP2Pもあります。こういったP2Pのウェブサイトには、お金を借りたい人たちの顔が見えるように画像が掲載されていて、事業計画や返済予定の紹介されています。応援したい人が見つかったら、無利子でお金を貸します。

IT技術の発展

P2Pによるお金のやりとりが広まっているのには理由があります。IT技術の発展により、より少ないコストで借り手側に返済能力があるかを審査できるようになりました。これが貸し手にも、借り手にも、有利な金利設定につながっています。

P2Pの貸し手側はほんの少しの金額を多くの人に貸すことで、リスクを回避します。これも、ウェブを通じてだからこそ、多くの人に少額を貸すという作業コストが大幅に軽減されました。

これからは銀行を通さずとも、ウェブサイトで、個人と個人とが、お金をやりとりすることが主流になるかもしれません。

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