教養としてのテクノロジーに学ぶ

現代社会にはあらゆるフレーズが次々と登場しています。AI、仮想通貨、ブロックチェーンといったフレーズは、頭でなんとなく理解していたとしても、それをどう活用していけばいいのか、それによって社会がどう変わっていくのかをイメージすることはなかなか難しいのではないでしょうか。


教養としてとらえる

そのようなフレーズたちを教養、一般常識としてとらえなおした本が、伊藤穰一とアンドレー・ウールによる『教養としてのテクノロジー:AI、仮想通貨、ブロックチェーン』(NHK出版新書)です。本書は、日本社会がバブル崩壊後の30年間を失われた時代としてとらえられてきたことに、2020年の東京オリンピックで一区切りをつけるべきではないかと提示しています。たしかに、その頃には今語られているフレーズが、当たり前に存在する時代になっているかもしれません。

本質的な問いにも

さらに本書では、各種のキーワードに対する本質的な問いにも答えを示しています。それは何であるかといえば、AIやロボットは本当に人間の仕事を奪うのか、仮想通貨はこれまでの貨幣経済を駆逐するのか、ブロックチェーンは金融をどう変えていくのか。それらがひとつの文化論として書かれていますので、教養的な読み物としても役立つでしょう。未来人にとっての常識を今の段階で先取りできるお得な本であるといえます。

    
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