自動車保険の契約前にチェックしたい契約内容10のポイント

自動車保険の新規契約時や満期更改時に、損保会社は「ご契約内容確認書」で保険内容の契約に関して確認をします。ここの確認を怠ると、後々契約内容が違う! とモメるケースがないように、契約前にチェックしたい契約内容のポイントを紹介します。


1. 車を主に使用する人(記名被保険者)は誰か?

保険契約を結ぶ上でとても重要な項目です。仮に契約者と運転者が異なる場合は、「記名被保険者」(契約車を主に使う人)の欄に、必ずその車を主に使用する人の名前を記載します。記名被保険者の名前を取り違えてしまうと、保険の対象となる被保険者の範囲も変わってしまいます。運転者限定特約で「家族」と見なされる運転者の範囲は、「記名被保険者と配偶者、同居の親族、別居の未婚の子」です。

2. 車の所有者は誰か?

車の所有者が契約者と異なる場合は、申し込み時に必ず所有者の名前を損保会社側に伝えておきましょう。また、オートローンやリース契約のついた車の場合は、ローンやリース契約を結んでいる「貸し主」の記入も忘れないでください。

3. 運転者の年齢条件は?

年齢条件は特に重要な項目です。運転者に年齢条件をつけることで保険料に差をつけるもので、年齢条件対象外のドライバーが事故を起こしても保険金は支払われません。現在、年齢条件特約の種類は、「全年齢担保」「21歳以上担保」「26歳以上担保」「30歳以上担保」「35歳以上担保」の5種類です。

例えば「30歳以上担保」という契約を結んでいて29歳のドライバーが運転中に事故を起こしても、保険金は支払われません。1歳でも年齢条件からはずれていたらアウトです。ですから、年齢条件は必ず運転する可能性のある最年少の人の年齢に合わせて設定しなければなりません。

特にお子さんが免許を取得した直後は要注意です。お子さんが車を運転するのなら、お子さんの年齢に合うように契約内容を変更しておく必要があります。ただし、年齢条件とは別に「子供特約」というものもあり、この特約をつけておけば子供の年齢条件だけ割安の保険料で有効にすることもできますので、対象の方は代理店などとよく相談して保険内容を変更してください。仮免許を取って家の車を運転させる前に変更しておくのが鉄則です。

4. 記名被保険者の運転免許証の色は?

運転者の年齢条件が「26歳以上担保」「30歳以上担保」「35歳以上担保」の契約の場合は「ゴールド免許割引」が使えます。夫がゴールド、妻がブルーの場合でも、夫の名前で契約して夫が記名被保険者であればゴールド免許割引が適用されます。免許証の更新で色が変わることがよくありますので、くれぐれもブルーの人がゴールドで申告しないように気をつけてください。

5. 運転者を限定するかどうか?

「運転者家族限定」や「配偶者限定」といった条件をつけると保険料が安くなります。年齢条件と同じく、お子さんが免許を取って家の車を運転する可能性のある場合は必ず配偶者限定をはずしておかなければいけません。

6. 車の使用目的は?

契約時には、その車の使用目的を尋ねられますので、次の3種類から普段の車の使い方に沿った一番適切なものを選ぶ必要があります。

1. 業務使用

その車を定期的、かつ継続して仕事に使用する場合。目安としては、年間を通して週5日以上、または月15日以上。

2. 通勤・通学使用

業務使用には該当せず、年間を通して週5日以上、または月15日以上通勤や通学に使う場合。これには最寄り駅などへの送迎も含まれます。

3. 日常・レジャー使用

業務、通勤・通学、いずれにも該当しない場合。

保険料は業務使用が一番高くなりますが、この選択もくれぐれも甘く見ないで慎重に行ってください。実際に死亡事故などの大きな事故で、損保会社側が「使用目的が実態と異なっていた」という理由で保険金の支払い対象外だと主張するケースも見られるからです。

7. 契約書に書かれた車両に間違いはないか?

契約書に記載された車体番号や登録番号に間違いはありませんか? また、登録年月日や安全装置の有無など、契約書に間違った内容が記載されていないかどうか念の為にもう一度チェックしてください。

車を買い替えたら必ず損保会社に通知して、車両入れ替えの手続きを行ってください。一番怖いのは、契約の途中で車を乗り替えたときです。車両入れ替えをする場合は、あらかじめカーショップなどから新しい車の車検証のコピーを損保会社に送ってもらうなど、納車前に手続きを済ませておくことが必要です。また、そのさいに次に乗る車の安全装置、ABSやエアバッグなどの有無もよく確認してください。

8. 車を競技や走行練習等に使う可能性は?

レースやラリーなどの競技や曲技、またその練習などに車を使う場合は、保険の対象にならないことがあります。特殊な用途で車を使う場合は必ず事前に損保会社に問い合わせてください。

9. 車に危険物を積んだり、危険物を積んだ車をけん引する可能性は?

こういう場合も必ず損保会社への通知が必要です。通知せずに走って事故が起こった場合は、契約が解除されたり、保険金の支払いを拒否されたりしてしまいます。

10. 保険期間は万全?

車の納車日から保険を有効にしておくことを忘れないでください。保険期間外で事故を起こしてしまうと、たった数時間の差でも保険はおりません。

その他に、少しでも疑問に思うことがあったら損保会社側に問い合わせましょう。また、電話での通知だけでなく、代理店や支社にファクスを送っておくなど、何らかのかたちで通知した証拠を残しておくことも大切です。

契約内容の確認後、契約を結ぶと、保険証券が送られてきます。そのさい保険証券に書かれてあることが、自分が申告したことと合致していることを必ず確認しましょう。損保会社といえども、仕事をしているのは人間です。何らかの事務的なミスで、間違った内容の契約が結ばれている可能性もあります。

自動車保険の契約では今回紹介したチェックポイントに注意しましょう。また、自動車保険の契約前に保険料は適正か、複数の比較サイトを利用して確認してみましょう。もっと安い保険料になるかもしれません。

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参考本

「自動車保険の落とし穴(柳原 三佳)」

    
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