
介護保険に加入する「被保険者」について紹介します。第1号被保険者と第2号被保険者に分けることができます。
介護保険の被保険者
介護保険に加入している人を「被保険者」と呼びます。介護保険は社会保険制度なので、40歳以上の人には加入が義務付けられています。また、外国籍であったとしても日本に住所がある人は介護保険の被保険者となります。ただし、公的医療保険に加入していない生活保護を受けている人は、40歳以上であっても介護保険の被保険者にはなりません。
介護保険適用除外施設
法律で定める以下の施設に入所している人は介護保険の適用を受けません。
指定障害者支援施設
医療型障害児入所施設
厚生労働大臣が指定する医療機関
独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園法に規定する福祉施設
ハンセン病療養所
救護施設
労働者災害特別介護施設
障害者支援施設
介護保険の被保険者の種類
介護保険の被保険者は年齢によって第1号被保険者と第2号被保険者に分けられます。それでは、平成23年度の厚生労働省のデータを見ていきましょう。
第1号被保険者
対象者:65歳以上
人数:2,978万人
受給要件:要介護状態(寝たきり、認知症等で介護が必要な状態)、要支援状態(日常生活に支援が必要な状態)
要介護認定者数と割合:515万人(17.2%)<65~74歳: 665万人(4.3%)75歳以上: 450万人(30.5%)>
保険料負担:市町村が徴収(年金から天引き)
第2号被保険者
対象者:40歳から64歳までの医療保険加入者
人数:4,299万人
受給要件:要介護、要支援状態が末期がん・関節リウマチ等の加齢に起因する疾病(特定疾病)による場合に限定
要介護認定者数と割合:16万人(0.4%)
保険料負担:医療保険者が医療保険の保険料と一括徴収
介護保険の被保険者は、年齢によって、第1号被保険者と第2号被保険者に分けられます。
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