世帯分離を利用した介護保険料を安くする方法

65歳以上の第1号被保険者の介護保険料は本人の収入だけでなく世帯の収入状況によって納める保険料が変わります。そのため、世帯分離を利用して介護保険料を安くできる方法を紹介します。


世帯分離とは

世帯分離とは、本来同じ家に住んでいても二世帯住宅のように生計を分けていることもあります。1階は両親の世帯、2階は(大人になった)子供の世帯といったケースです。このように、同じ家に住んでいても世帯分離制度を利用することができます。「世帯変更届」を役所に届けるだけの簡単な流れとなっています。

世帯分離を利用すると介護保険料が安くなる理由

第1号被保険者の保険料は世帯に所得の多い人がいると介護保険料が高くなります。そのため、所得が低い親が所得の高い子供と同居している場合は、保険料が高くなります。そこで、同居していても合算されないよう世帯を分ける「世帯分離」届けを役所に出す人が増えています。

また、介護サービスにかかる費用には、高額介護サービスといって上限設定がかかります。世帯分離を利用すると世帯所得が下がるため、介護サービスにかかる費用も安くなります。この世帯分離は、介護保険だけでなく、後期高齢者医療制度でも使われています。

世帯分離によるデメリットも

ただ、どのような場合でも世帯を分ければいいわけではありません。医療費にも高額療養費があり、世帯合算ができます。しかし、世帯分離をすると、高額療養費の上限金額にならないこともあります。また、子供の会社で扶養手当がある場合も世帯分離を行うと受け取ることはできなくなります。

世帯分離をする前に、どちらがお得なのかきちんと考えてから世帯分離を行うことが大切です。

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