民間医療保険が消費者をだます宣伝文句集! だから医療保険は入ってはいけない!

CMや雑誌に医療保険の広告があふれています。どれもこれも消費者の不安を煽るキャッチコピーを使っています。でも、きちんと保険を理解している人はこの宣伝文句がすべて嘘だとわかっています。今回は、民間医療保険が消費者をだますときによく使う宣伝文句を紹介します。


1. 終身保険パターン

「高齢になるほど入院の確率は高くなりますから、終身の医療保険が安心です」

今の医療制度をもとに開発された医療保険は、いずれ時代遅れの保険になります。高齢になるほど病気やケガをする確率は高くなりますが、現在販売されている終身医療保険に加入しておけば安心というわけではありません。

医療制度が変われば、それに応じた商品開発がされるでしょう。入院を基本とし、給付額も変わらない今の商品は、あまり機能しなくなる可能性もあります。

高齢になったときの心配をするからには、長生きすることが前提ですよね。高齢になったときの心配は入院だけではなく、生活や冠婚葬祭など様々なことにお金がかかります。一番の保険は、医療保険に加入することではなく、自由に使える貯蓄を増やしていくことなのです。

2. 解約返戻金パターン

「解約返戻金がある保険は老後の生活費にも利用できてお得です」

解約返戻金は、払った保険料よりも増えるわけではなく、価値は目減りします。病気をしないことが前提であれば、資産を増やす商品に投資や貯蓄をするほうがいいでしょう。

実際、ある医療保険の、30年後の解約返戻金は払い込んだ保険料総額の56・7%、40年後は56・2%と戻ってくるお金は半額程度となってしまいます。貯蓄が少ない間は割安な医療保険で時間をつなぎ、医療費のためだけに使える貯蓄が150万円程度たまってきたら、貯蓄だけにするほうがよいでしょう。。

3. 満期保険金パターン

「入院してもしなくても満期保険金がもらえるのでおトクです」

満期保険金がある医療保険の保険料には、入院給付金などの財源になる部分と満期保険金の財源になる部分の両方が含まれています。すべて自分の懐から出ているもので、保険会社がサービスしてくれるものではありません。入院給付金などに充てられる部分は、入院や手術をしなければすべて掛け捨てになります。

一方、満期保険金は満期時まで生きていれば受け取れるもので、それまでに死亡すれば受け取れません。つまり、満期保険金に充てられる部分は掛け捨てです。しかも、保険料には保険会社の経費などが含まれますので、貯蓄として旨みのあるものではありません。

保障は保険商品でしか買えませんが、貯蓄は他にも効果的な方法がたくさんあります。満期保険金のない割安の医療保険で同じ入院保障を準備し、安くなった保険料分を貯蓄しておけば、入院したときには入院給付金が受け取れ、貯蓄部分を残りの医療費などにあてることができます。

保険は「入ることが目的」でも「入ったら安心」なものではありません。加入から受け取りまでの保険独特のメカニズムを理解することが大切です。「保険加入を検討する」ステップが抜け、いきなり「保険商品を吟味する」ステップから始めてしまう人が多いです。そもそも、保険加入が必要なのかを考えましょう。

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参考本

「医療保険は入ってはいけない!(内藤眞弓)」

    
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