誰でも入れる終身保険って本当にお得? 騙されてはいけないシニアの医療保険選び

「満50歳〜80歳までの方なら、医師の診査や告知書の提出なしで、ご加入できます」
「保険料は、お手軽な月々●●円コースから」
「安心の保障は一生涯」

これはCMでもおなじみの「無選択型終身保険」のキャッチコピーです。シニアなら誰でも加入できて、保険期間が一生涯で保険料も安いと宣伝をしています。しかし、本当にこの終身保険はお得なのでしょうか?


保険料は割高!

余命宣告を受けた人が加入できる保険は、通常の保険よりも保険料が高く設定されています。保険は死亡率を計算した上で、保険料が計算されているため、死亡率が高い人が入れる保険はその分保険料が高くなるのです。

「誰でも入れる」医療保険の落とし穴とは

誰でも入れる「医療保険」の場合は、加齢とともにになり病気のリスクが高まることから、民間医療保険に加入する人が増えています。しかし、加入したからといって、十分な補償を受け取れるわけではありません。

まず、契約から90日までの入院には、保険金が支払われません。すでに発症している病気では、契約から2年を経過しないと保険金が支払われません。また、1入院で支払われる最大日数は45日と短くなっています(通常60-180日)。さらに、5年間で受け取れる通算限度日数は120日までと、通算限度日数までもすくなっています(通常730-1000日)。

また、「誰でも入れる」医療保険の保険料はおおよそ、入院給付金の最大額に匹敵しています。しかも、5年ごとの更新で保険料負担はさらに重くなっていきます。正直、貯金をして医療費に備えたほうがいいでしょう。

保険の目的を考えよう!

保険は加入することが目的ではなく、保険料を払うことによって、貯蓄よりも効果的にリスクをカバーできるかどうかが大切です。入院1日につき1万円をもらうために何十年も保険料を払い続ける必要があるのか考えてください。

また、医療の技術は進歩し続けています。さらに、医療から介護へという政策の流れもあります。変化に対応するためにも、どんな状況でも対応できる貯蓄を増やすことのほうが、老後の安全性を高めてくれます。

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参考本

「新版 生命保険はこうして選びなさい」

    
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