65歳以上の長期療養のための「入院時生活療養費」

65歳以上の人が療養病床(長期にわたり療養が必要な患者のための病床。通常の入院は一般病床)に入院する場合、療養の給付とあわせて、食事の提供である療養と温度、照明及び給水に関する適切な療養環境の形成である療養にかかる費用として、入院時生活療養費が支給されます。


入院時生活療養費の計算方法

入院時生活療養費の金額は、厚生労働大臣により決められています。

「入院時生活療養費=厚生労働大臣の基準による生活療養費ー平均家計の食費、居住費などと比較した標準負担額」

の式で金額計算されています。

入院時生活療養費の金額

入院時生活療養費の金額は4パターンあります。

1. 一般かつ入院時生活療養(Ⅰ)

一般の場合、入院時生活療養(Ⅰ)の保険医療機関に入院する場合、1食分の食費460円、1日分の居住費320円
→入院時生活療養(Ⅰ)は、管理栄養士または栄養士による管理が行われているなど生活療養について厚生労働大臣が定める基準を満たし、地方社会保険事務局に届出のある医療機関

2. 一般かつ入院時生活療養(Ⅱ)

一般の場合、入院時生活療養(Ⅱ)の保険医療機関に入院する場合、1食分の食費420円、1日分の居住費320円
→入院時生活療養(Ⅱ)は、入院時生活療養(Ⅰ)を算定する保険医療機関以外の保険医療機関

3. 低所得者Ⅱ

低所得者Ⅱ(住民税が非課税)の場合、1食分の食費210円、1日分の居住費320円

4. 低所得者Ⅰ

低所得者Ⅰ(住民税が非課税かつ所得が0円もしくは年金収入が80万円以下)の場合、1食分の食費130円、1日分の居住費320円

ただし、人工呼吸器、中心静脈栄養、脊髄損傷、難病など入院医療の必要性の高い患者の場合、居住費の負担はなく、入院時食事療養費だけの負担となります。

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