厚生年金に加入したくなる! 「障害厚生年金」を受ける条件、もらえる金額

障害厚生年金は厚生年金に加入している人だけが、受け取れる障害年金です。障害の原因となった病気やケガで、はじめて医師の診察を受けてから1年6カ月たっても回復の見込みがない場合に受け取ることができます。厚生年金に加入すると、障害厚生年金だけでなく、障害基礎年金も受け取ることができます。


障害厚生年金

会社員は、障害基礎年金と障害厚生年金を受け取ることができます。障害の程度に応じて、1級、2級、3級があります。障害基礎年金は、1級、2級までしかなく、軽い障害である3級に対しての保障はありません。

障害厚生年金を受ける条件

障害厚生年金を受けるには、障害基礎年金を受ける条件を満たした状態で、厚生年金に加入している間に、初診日のある病気やケガで障害基礎年金の1級または2級に該当する障害の状態になったときに、障害厚生年金を受け取ることができます(同時に障害基礎年金を受け取ることができます)。

障害厚生年金の金額

障害等級1級または2級に該当する人は、障害厚生年金と一緒に障害基礎年金を受け取ることができます。障害厚生年金で受け取ることができる金額は、人によって異なります。一方、障害基礎年金は、加入期間の長さに関係なく定額で受け取ることができます。老齢年金と同じですね。

1級障害の障害厚生年金額

(報酬比例の年金額)×1.25+(配偶者の加給年金額)

2級障害の障害厚生年金額

(報酬比例の年金額)+(配偶者の加給年金額)

3級障害の障害厚生年金額

(報酬比例の年金額)
ただし、583,900円に満たない場合は、583,900円。

報酬比例金額の計算方法

報酬比例部分の計算式は2つあります(後で紹介します)。報酬比例部分の年金額は、1. の式によって算出した額となります。1. の式によって算出した額が2. の式によって算出した額を下回る場合には、2. の式によって算出した額が報酬比例部分の年金額になります。

1. の報酬比例部分の計算式

報酬比例の年金額=(A+B)

A(平成15年3月以前の被保険者期間)=平均標準報酬月額(*1)×(7.125/1000)×平成15年3月までの被保険者の月数(*3)

B(平成15年4月以後の被保険者期間)=平均標準報酬額(*2)×(5.489/1000)×平成15年4月以後の被保険者の月数(*3)

2. の報酬比例部分の計算式

報酬比例の年金額=(A+B)×1.031×0.968(物価スライド率)

A(平成15年3月以前の被保険者期間)=平均標準報酬月額(*1)×(7.5/1000)×平成15年3月までの被保険者の月数(*3)

B(平成15年4月以後の被保険者期間)=平均標準報酬額(*2)×(5.769/1000)×平成15年4月以後の被保険者の月数(*3)

*1:平均標準報酬月額は、平成15年3月以前の被保険者期間の計算の基礎となる各月の標準報酬月額の総額を、平成15年3月以前の被保険者期間で除して得た額です。
*2:平均標準報酬額は、平成15年4月以後の被保険者期間の計算の基礎となる各月の標準報酬月額と標準賞与額の総額を平成15年4月以後の被保険者期間で除して得た額です。
*3:被保険者期間が、300月(25年)未満の場合は、300月とみなして計算します。また、障害認定日の属する月後の被保険者期間は、年金額計算の基礎とはされません。

配偶者の加給年金額

224,000円

ただし、65歳未満であることが条件です。障害厚生年金と一緒に支給される障害基礎年金の金額は参考リンクで確認して下さい。

参考リンク

「障害基礎年金」

障害年金の手続き

障害厚生年金の手続きは、年金事務所で行います。わからないことがあれば、相談しましょう。

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