年金制度は2階建ての家で考えよう! 年金制度の仕組みとは

年金は国民年金が基礎年金となり、さらに厚生年金や共済年金による上乗せ部分の年金を受け取ることができます。年金の仕組みは、2階建の家のように考えるとわかりやすくなります。


公的年金制度は2階建て

昭和61年の年金の大改正で年金制度が統合され、公的年金制度は2階建ての制度になりました。公的年金の構造はよく家に例えられます。国民年金部分は、1階建部分の基礎部分となります。

厚生年金保険は昭和17年に始まった労働者年金保険がベースとなっています。また、労働者年金保険以外にも多くの年金制度が運用されており、年金制度はグチャグチャの状態でした。そこで、年金のすべての制度を昭和61年の年金の大改正で統合しました。そこで、「国民年金」が基礎年金となったのです。

厚生年金と共済年金は2階建てとなります。厚生年金と共済年金の1階部分も国民年金です。ただし、共済年金には、ある種3階建部分に当たる職域相当部分の年金支給があるのが特徴です(これは公務員だけの特権となっています)。

基礎部分の国民年金

国民年金は20歳以上の国民全員が加入しています。厚生年金保険や共済組合の加入者も、厚生年金保険や共済組合への加入と同時に、国民年金に加入しているのです。国民年金の保険料は、厚生年金や共済年金の保険料から、国民年金に保険料が支払われています。国民年金は、国民全体で支えています。

厚生年金、共済年金は事業主が半分負担

厚生年金と共済年金の保険料は、事業主が半分負担をしてくれています。そのため、事業主も年金制度を支えています。

国民年金は国が半分負担

国民年金は、国が半分負担をしています。これらのお金は税金から支払われています。ただし、高齢化が進むにつれ、年金制度の負担はかなり大きなものとなっているのが現状です。

年金制度は増築できます

年金は、「国民年金+厚生年金or共済年金」が基本です。ただし、国民年金だけの第1号被保険者は、国民年金基金に加入することで2階部分を増築できます。国民年金に加えて、国民年金基金の保険料を支払います。また、個人年金や確定拠出年金など個人年金を利用することも可能です。厚生年金や共済年金も個人年金や厚生年金基金などを利用することができます。

参考リンク

「国民年金基金」

このように、国民年金基金、厚生年金基金、個人年金、企業年金などを上乗せすることで、受け取る年金額を増やすことができます。

国民年金はだれでも受け取れる

厚生年金保険の加入者である第2号被保険者は、厚生年金保険と同時に国民年金にも加入しています。そのため、国民年金と厚生年金の両方を受けとれます。また、共済年金も、国民年金と共済年金の両方を受けとることができます。

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