日本の年金制度の問題点

年金制度は老齢年金、障害年金、遺族年金と素晴らしい保障をしてくれます。その反面、現在の日本の年金制度には多くの問題点があります。


1. 少子高齢化

日本の年金は、若者が高齢者の年金を支える仕組みとなっています。現役世代の保険料負担で高齢者世代の年金に必要な費用をまかなう世代間扶養の考え方を基本にした「賦課方式」で運営されているからです。しかし、日本は、少子高齢化の時代です。現役世代が減る一方、年金を受け取る世代が増加しています。新しい年金の仕組みが必要とされています。

2. 国民年金保険料の未払い問題

会社員は、事業主が年金保険料を支払うため不払いは少なくなっていますが、国民年金の第1号被保険者の年金保険料の未払いが問題となっています。

3. マクロ経済スライド

現在、年金には「マクロ経済スライド」という制度があります。平成16年から導入されています。それまでは、物価の変動とともに年金額を変動させていましたが、物価の変動だけではなく、少子化、高齢化、経済情勢などマクロ経済全体を考慮し年金額を決めています。ただし、現状まだマクロ経済スライドは実施されておらず、年金の積立金が厚生労働省の想定上の早さで切り崩しが進んでいます。

それ以外にも、国民年金の国庫負担が1/3から1/2へ増加、保険料の負担なしで年金を受け取ることが出来る第3号被保険者問題など日本の年金制度には様々な問題があります。どちらにせよ、国民の生活を支える大切な制度なので、うまく運用が進むような制度改革が進むことを期待します。

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