品川駅とサイン魔の話

東海道新幹線の品川駅には、ある目的を持った人たちがいるといわれています。それは芸能人や有名人のサインをもらい、それを集める人たちです。彼らは特定の芸能人のファンというわけではありません。とりあえず、見たことがあるような人たちに片っぱしから声をかけています。なぜ品川駅なのかといえば、東京駅に比べて、駅の出入口が限られていることなどから、一箇所に張っていれば、知った顔に出会えるというものがあるのでしょう。


なぜ集める?

なぜ彼らはサインを集めているのでしょうか。ひとつには転売目的があるでしょう。オークションサイトなのでは有名人のサインが売られています。なかには、筆跡をまねて、偽サインを販売する不埒な輩もいます。一枚数千円から数万円で売れるのですから、有名人に片っぱしから声をかけてサインをもらえば、一日で数万円にはなるかもしれません。

サインマニア

もうひとつには有名人のサインを集めるコレクターがいるということもあるでしょう。遠藤周作のエッセイには、切手を貼った返信用封筒をそえて手紙を送ってくる人間の話が書かれています。ファンレターの一種なのでしょうが、どうにも自分の作品を読んでいる様子は感じられない。それでいて、文面はひじょうにていねいだったりする。これは何なのだろうかと考えて、有名人に手紙を出して返信をもらう投書マニアのような人たちがいることがわかります。品川駅で有名人のサインをもらう人たちもそういう心理なのかもしれません。

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