コインランドリーの利用者は都会と地方どちらが多いか? 地方ビジネスのコインランドリー

コインランドリーの利用者は、都会と地方どちらが多いか知っていますか? 地方ビジネスとしての顔を持つコインランドリーの秘密を紹介します。


利用者数は地方が多い

コインラインドリーの利用者数は、都会よりも地方の方が多い傾向にあります。地方の家庭の方が共稼ぎの率が高く、たいていの奥さんは自分専用の軽自動車を持っています。一方、都会は奥さんが運転免許を持っていなかったり、マンション住まいが多かったりするため、コインランドリー利用者も少ない傾向にあります。

マンション住まいの場合、コインランドリーまで洗濯物を持って行くのはおっくうに感じる人が多いです。マンションの場合、自宅の玄関を出てからエレベーターまで歩き、エレベーターを降りてから駐車場まで歩いて行く必要があるからです。その点、一戸建てなら、掃き出し窓からまとめて洗濯物を出して車に詰め込めるので、手間がかかりません。

地方のコインランドリーが増えた理由

地方のコインランドリー利用者が増えた理由は、地主さんや家主さんが土地活用、もしくは空きテナントの活用として、ビルのテナントやコンビニが出て行ってしまった空きテナントをコインランドリーにしているからです。

地方の場合、地代も安く住民も少ないので、アパマン経営は難しい場合が多々あります。東京、千葉、埼玉、神奈川といった首都圏であれば、空きテナントがあってもすぐに埋まりますが、地方はどうやっても埋まらないので、土地活用の提案と言ってもどうしようもない状況でした。

そこへ、シャボンチェーン、エムズ、コスモインダストリー、ミスターランドリーといったコインランドリーのフランチャイズチェーンが、土地活用の提案を始めたのです。これらの会社は、地方をメインターゲットにしていました。

埼玉でも東松山、静岡、茨城、栃木など、首都圏から少し離れたところや、愛知近郊、九州などに土地活用提案として売っていったのです。それから、中小企業の新規事業としても提案していきました。それらが成功したため、地方では1990年代からコインランドリーを使うという文化があります。

「雨が降ったらコインランドリーへ行けばいい」というのは、地方では当たり前のことなのです。最近では、神奈川、埼玉、千葉に加え、東京23区、三多摩エリアにも大型のコインランドリーができ始めました。ニーズ自体は以前からありましたが、家賃が高く、空きテナントもいいものがなかったので、なかなか広まらなかったのです。

昔は、コインランドリーを一等地に出すことはできませんでした。採算が取れなかったからです。これは地方でも同じで、田んぼの真ん中のコインランドリーがぽつんと建っている光景は当たり前でした。しかし、最近は地方でもスーパーの隣やバイパス沿い、生活道路沿いなど、立地のいい場所に出店できるようになっています。

スクラップアンドビルドで賃料が安くなってきており、空きテナントも増えているので出店できるようになったのです。地方でも好立地、23区、横浜などでも採算が合うようになってきたのは、ここ最近です。

このような理由でコインランドリーは都会よりも地方に多いのです。意外と地方に根付いたビジネスモデルだったのです。

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参考本

「コインランドリービジネス7つの魅力とは? はじめてのコインランドリービジネス」

    
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