意外と手堅いコインランドリーのビジネスモデル

意外と固いビジネスモデルであるコインランドリービジネス。今回は、実際にコインランドリービジネスを始めるには、どれくらいの資金が必要で、収益構造はどのようになっているのかなど、コインランドリーのビジネスモデルの全体像を紹介します。


初期投資

コインランドリービジネスの初期投資は、1,300~1,500万円ほどです。内訳は、1,000万円が洗濯機と乾燥機の購入代金で、その他の費用が300~500万円です。その他の費用とは、内装費、電気工事、給排水工事、看板など内装工事にかかる費用です。金額の幅があるのは、店舗ごとに多少の違いが出てくるからです。1,000万円だと、洗濯機が3~4台、乾燥機が7~8台分なので、店舗の規模は10坪~15坪くらいです。

売上の目安

この規模の店舗だと、軌道に乗ってくれば1ヶ月の売上は60万円程度になります。一方、経費は電気・ガス・水道が12万円、人件費が3万円。それ以外の雑費が2万円ほどプラスされます。店舗の家賃を13万円とすると、経費は合計30万円で、利益がちょうど半分くらいになります。これが平均的な収入です。

少ないところでは、売上が30万円くらいのケースもあります。始めて1~2年は店舗の認知度が低いので、なかなか売上が伸びにくいということもあります。また、それまでコインランドリーがなかったエリアに出すと、その周辺に住む人たちに利便性を理解してもらい、実際に使ってもらうまでに時間がかかります。

認知度が増し、利用者が増えてくるのは、出店後からだいたい2年後くらいです。最初に1,500万円を投資した人だと、年間300万円の利益が出れば、5年で元がとれる計算になります。

家賃がポイント

もし、ビルオーナーだったり、自分の土地にコインランドリーを設置できたりするのであれば、すぐにコインランドリービジネスを始めるのがおすすめです。家賃がかからず立地のいい場所にビルを持っているなら、すぐに投資金額を回収できるからです。年商1,000万円クラスのコインランドリーを持っていると、家賃を払っても月50万円くらい残ります。

お客さんが増えると、水道光熱費は上がりますが、他のコストは大きく変わらないので、年間で600万円ぐらいの利益が出ます。つまり、売上が上がれば上がるほど、利益率はアップするのです。立地の非常にいいところに出した場合は、3年くらいで元がとれることもあります。

売上シミュレーション

コインランドリーの売上シミュレーションをしてみましょう。平均的な店舗の売上である60万円のパターンです。60万円の売上に対し、月々かかる費用はおおよそ次の通りです。

水道・光熱費:12万円
人件費:3万円(掃除のパートさんを1日1,000円で雇った場合)
雑費:2万円(洗剤と掃除用具、コールセンター代など)
家賃:13万円(店舗を借りた場合)

経費の合計は30万円となり、月々の利益は60万円―30万円=30万円となります。家賃がいらない場合は、利益は43万円です。また、人件費を3万円で計算しましたが、会社形態にして社長の給料を利益から取るようにすると、赤字かとんとんになります。

そうすると税金は0になります。個人事業主なら、いろいろと経費を引けるので税金はこれほどかかりませんし、起業してやるなら自分の会社の売上に混ぜてしまうので、利益は出てきません。さらに、経費の大半を占める水道・光熱費については売上に連動するため、売上が低くなると、自動的に水道光熱費も低くなるというわけです。

このように、コインランドリーのビジネスモデルは意外と手堅く、副業に持ってこいのビジネスだったのです。

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参考本

「コインランドリービジネス7つの魅力とは? はじめてのコインランドリービジネス」

    
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