『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んでもお金持ちにはなれない!?

日本で300万部、全世界で2800万部の大ベストセラー『金持ち父さん、貧乏父さん』ロバート・キヨサキ著(筑摩書房刊)を、読んだことがありますか? 発売から10年、名著といわれるこの本ですが、現実に私たちがお金持ちになることができるのでしょうか。


なぜ日本人はお金持ちになれなかったのか?

少なくとも今の日本を見渡す限り、10年前にこの本が発刊されてから今日に至るまで、百万単位の日本人がお金持ちになったとは、私には到底思えません。
なぜ、『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んでも、お金持ちになれなかったのでしょうか。
まず第一に、この本に書かれているのはあくまで「お金持ちになる条件」であって、「お金持ちになるためには何をしたらよいか」の具体的手法を教えている本ではありません。

「お金持ちになる極意」だけをインプット

おそらく多くの方は、この本の中で説かれている「お金持ちになる極意」のごく表面的な部分だけを自分のなかにインプットしてしまい、その結果「アウトプット」、つまり「実践」の場でとんでもない間違いを犯してしまったから、ということがいえるのではないかと思います。

お金持ちになれるわけがない!?

そしてそもそも、この本が発行された10年前も含め、今の日本、バブル崩壊以降の日本で、この『金持ち父さん 貧乏父さん』から学べる知識や情報だけを駆使したところで、「お金持ちになれるわけがない」と、これは断言してもいいと思っています。

理解と実践の大きな落差

さらに、ここが本書の「キモ」になるところでもあるのですが、『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んで自分のなかに取り込めることに加えて、さらに「大事なこと」を意識のなかにしっかり刻み込んでおかなければ、今の日本では、せっかく『金持ち父さん 貧乏父さん』からインプットされた英知も、「アウトプット」の場では活かすことすらできないのです。

お金について学ぶ機会があまりにも少なすぎる

私の場合は、初めてこの本を読んだのは翻訳本の初版発行(2000年11月発行)から間もなく、2001年の初め頃でした。
何より根本的に、私たちには「お金のことを学ぶ」機会、その実体験はおろか、理屈を教わる機会すらあまりにも少な過ぎる――というよりも、意図的に「お金について学ぶ」機会を手放し、排除すらしているということに気づきました。

『金持ち父さん 貧乏父さん』では学べなかったこと

この『金持ち父さん 貧乏父さん』で私が学べたことにも、学べなかったことにも、今の日本経済の実態のなかで自分たちが「もっと豊かな生活」を成り立たせていくためのヒント、あるいは「もっと豊かな生活」を望む以前に、不安と危機感いっぱいの生活からの脱却に、一役買いそうなノウハウも潜んでいるかもしれません。

【まとめ】

・『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んでも、日本人はお金持ちになれなかった。
・バブル崩壊以降の日本で、『金持ち父さん 貧乏父さん』の知識や情報だけを駆使したところで、「お金持ちになれるわけがない」。
・今の日本では、せっかく『金持ち父さん 貧乏父さん』からインプットされた英知も、「アウトプット」の場では活かすことすらできない
・お金のことを学ぶ機会がない日本。意識に刻み込むべき「大切なこと」を、もっと知る必要がありそうですね。

★ 参考図書『セカンドマネーを創りなさい! 』瀧本憲治著
ぱる出版

    
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