「金持ち父さん」は今でも通用するのか

世界中で2600万部を売り上げた『金持ち父さん・貧乏父さん』の著者、ロバート・キヨサキ氏の会社が倒産したというニュースには驚きましたが、実は計画倒産であるという情報も伝わってきました。そこはいろいろな意味でさすがと言うしかありません。ところで、この本が出版されてから、世界は恐慌ともいえるほどの不況に陥っています。こんな時代にいたっても「金持ち父さん」の教えは通用するのでしょうか。


■「お金の流れの読み方を学ぶ」

本書には「金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない」とありましたが、これは間違いなく正論ですね。また、著者はファイナンシャル・インテリジェンス、つまり会計に関する知識を身につけよともいいます。賃借対照表や損益計算書といった財務諸表を読める能力が大切だということは近年特に言われてきており、財務諸表の読み方の本も出版されています。お金についてしっかり勉強しておけば、リスクを最小限に抑えるためのアイデアも生まれやすくなることでしょう。

■「自分のビジネスを持つ」=資産を持つ

ロバート・キヨサキ氏は本書の中で、自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネスをやることを説いていました。これがつまり株や不動産投資であったりするわけですが、コツとして「小さな会社の株に投資するコツは、一年以内に売却すること」
「不動産投資のコツは、まず小物件を購入して、どんどん大物件に買い替える。一つの不動産を所有し続ける期間は長くて7年」といったことを書いています。長期間、保有し続けて結果的にマイナスにならないための配慮でもあるのでしょう。

■持ち家は負債であるということ

「金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む」これも耳の痛い話かもしれません。例えば持ち家を購入すれば、発生するのは住宅ローン返済です。これらは長年にわたって大きな支出を作ることになります。ある日突然、職を失ったり、病気になって仕事ができなくなったりすることがあれば、住宅を手放す羽目になります。もし持ち家を購入するならば、こういったリスクを理解しなければなりませんし、これからの時代、特に負債を作ってしまうことにはより敏感になるべきなのです。

今改めて読み返してみても、まったく色あせない内容であることがわかります。計画倒産であっても、負債を作らないための施策なのですから、何があっても徹底的にマイナスの財産を築かないロバート・キヨサキ氏の手腕には驚かされますね。

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