習慣を考える

習慣というものはどういったとらえかたがなされているでしょうか。いつも同じことの繰り返しはつまらないから、たまには刺激的なことを求めるべきといった風に、マンネリであり平凡でありつまらないものとされてはいないでしょうか。しかしながら、この習慣というのは、人間の生活に根付いているものであり、それ自身を形つくるものであることはあまり知られていません。

大事なものとは何か

そうした習慣の大切さに気づかせてくれる本が佐々木典士による『ぼくたちは習慣で、できている』(ワニブックス)です。本書は習慣といえばどういったものが思い浮かぶでしょうか。例えば著者が失敗してきた習慣としては、早起きして規則正しい生活をする、部屋をきれいに保つ、運動を定期的に行う、といったものがあります。それらは、確かに良きこととされていますが、必ずしもそればかりとは限らないと思わせてくれるでしょう。なによりも本書では、なぜそれを続けることが難しいのかという根本的な問題に立ち向かっています。

人生を変えるための習慣?

そうした習慣というのは簡単にはできないからこそ、一度定着してしまえば、それなりの強さを発揮するものだともいえるでしょう。そこにおいては、習慣を定着させるためには、どのような手段であってもなりふり構わない態度というのも必要かもしれません。著者は習慣を文字通り習慣づけるためには、心理学や、行動経済学、脳科学などの成果を参考にしているそうです。つまりは、それくらい徹底しなければ習慣を我がものとすることは難しいともいえるかもしれません。

習慣にすれば続く

ただ一度習慣が定着すれば、それは続いていくものとされています。そこからは人生が開けることはもとより、才能が開けるということもあるのです。習慣が気になるひとはもちろんのこと、人生を変えてみたいと思っている人にもおすすめの本です。思わぬ開け方がするかもしれません。