考えるということとは何か?

よく考えてものを言え、とはよくいわれる言葉ではありますね。そこにおいては、やはり案が得るということがいかに重要であるかはわかるでしょう。しかし、そもそも考えるとはどういったことなのでしょうか。考えていると、考えていないの境目にはどういったものがあるのでしょうか。

考えることを考える

そのような考えるとは何かを考えるために役立つ本が大澤真幸による『考えるということ: 知的創造の方法』(河出文庫)です。社会学者として活躍しながら、幅広い執筆活動を行っている著者による思考のための本です。

網羅性がある

本書の特徴としては網羅性の高さがあげられるでしょう。著者の読書遍歴の広さがうかがいしれます。社会科学や人文科学はもちろんのこと、文学や自然科学といった分野にまでおよんでいます。こうした異なる分野の本を読んでいくことによって、新たな思考を生み出すことができるわけですね。

考えたあとには何につながる

このように考えをくゆらせていくと、最後にはどうなっていくのかといえば、自分自身で書くこと、表現することへの欲求へとつながってゆきます。これはある意味においては自然の流れであるといえるでしょう。考えるということは、いわば人間らしくあることとほとんど同義といってもいいものだといえるのかもしれません。