「特異点」に向けて、これからのエリートになるための3ステップ

「シンギュラリティ」という言葉をご存知でしょうか? コンピュータが全人類の知性を超える時点とされる「シンギュラリティ=特異点」は、2045年に訪れるとされています。テクノロジーの進歩によって、機械やIT技術は目覚ましい進歩を遂げていることは明らかです。それに伴い、この先のビジネスでは既存の職業が消滅し、次々と新しい仕事が誕生。自らの職業人生を最後まで予測できなくなるとされているのです。

そのような変化の激しい中で、10~30年先を見越して、これからのエリート人材を目指すためにはいったいどんな点に気をつければよいのでしょうか? 本書、『これからのエリートだけが知っている 仕事の強みの磨き方』の著者である吉沢康弘氏は、エリートになるための3つのステップを次のように述べます。


◆目の前の仕事に集中する ~フロー状態になれ~

まず、目の前の仕事に集中することが必要です。アメリカの著名な心理学者が提唱した理論である「フロー状態」になることが重要と著者は説きます。

・その瞬間の集中度が1つの内容に100%注がれている状態
・時間の経過感覚がなくなり、気がついたら時間を忘れていたという感覚

がフロー状態であり、最も成果が生み出され、最も成長する瞬間なのです。

仕事でフロー状態になるためのポイントを2つ紹介します。まずは「締切を作り、少しだけ難しいことに取り組む」こと。そのときの能力よりも少し難易度の高い作業をすることで、ギリギリの状況を作り出します。

次に「プライベートをしっかり管理する」こと。プライベートの不安定さゆえに、そちらに精神的なエネルギーを使うと、ビジネス面にも影響が出ます。自分の時間や家族との関係をしっかり作ることが、良い仕事をする上で大切になってくるのです。

◆変化の機会に従う ~自分の役割を知れ~

目の前の仕事に集中し結果を出すことで、新しい企業への誘い、起業への参画、社内の異動など、新たなる機会への誘いは自ずともたらされます。そんなオファーに直面したとき、機会の取捨選択と決断が重要になってきます。その決断を誤らないためにも、「自分の役割を探求し続ける」ことを意識しましょう。

自分のしている仕事の本質的な意味合いは何か、日々果たすべきことは何か、どのように取り組むべきかを考えましょう。そうすれば突然のオファーにも自分の果たすべき役割に対して、その機会が合致しているか、直感的に判断できるようになります。

◆新たな環境を活かす ~柔軟になれ~

オファーが来て環境の変化を受け入れると、ごく短期間のうちに周囲の環境はめまぐるしく変わっていきます。変わっていく環境の中で重要なポイントは「仮説にこだわらない」ことです。

新しい環境でフィットするにはそれ相応の時間と精神的エネルギーがかかるものです。それに新メンバー同士が噛み合うには半年から1年かかるもの。最初から考えていたような結果が出なくても、悲観する必要はまったくありません。経験に基づいた仮説にこだわらず、試行錯誤していきましょう。

どこかSFチックな「2045年問題」。しかしこれからを生きるビジネスパーソンにとって、あっという間に身にふりかかる出来事です。今のポジションに安住せず、日々の努力から道が開けることもあります。

本書では、エリートたちが持つ個々人の経験談から、私たちが学ぶことのできるスキルや強みの磨き方を紹介しています。この中から、あなたがエリートになるために身につけるべきノウハウがきっと見つかるでしょう!

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