クラスで一番になれないと世界一にはなれない? つんくが教える「教室内ニッチ」を見つけるコツ

シャ乱Qのつんくさんは一番という言葉が好きだそうです。子どものころからずっと一番にあこがれて生きてきました。なぜなら、がんばってもがんばっても、なかなか一番になれなかったからです。つんくさんはこう言います。「誰でも一番になれる」と。

「世界のトップになれなくても、クラスで一番くらいには誰でもなれる。訓練あるのみ。でも、クラスで一番になれないと世界一にはなれない」

この方法論でつんくさんは、クラスで一番程度の人たちが、その世界でトップクラスに成長するまで育ててきました。その成長の秘密は一体何なのでしょうか?


教室内ニッチを見つける

それは、「教室内ニッチを見つける」ことです。ニッチというのは、隙間。つまり、誰も目に留めないような、小さな分野を見つけて、そこで一番をめざすのです。たとえば、子どものころを思い出してください。

どのクラスにも、生まれつき頭のいいヤツ、足の速いヤツ、ケンカに強いヤツが必ずいるものです。だから、勉強やかけっこやケンカで勝とうと思うと、それはそれで簡単ではないわけです。

では、どうすればいいのか。ものまねがうまい。黒板を拭くのがきれい。似顔絵を描くのが得意。ポケモンに詳しい。将棋が強い。歌うのがうまい。メシを食うのが速い。数え上げればきりがありませんが、なんでもいいので、「これだけはクラスで一番」という教室内ニッチを見つけるのです。

たとえば、クラスの誰もが知らない、おいしいたこ焼き屋の場所を知っている。カブトムシやクワガタムシをつかまえやすい場所を知っている。たったこれだけのことでもいいのです。

そうすると、自然とクラスで一目置かれるようになる。これはあいつに聞けばいい、あいつにまかせればいいとなってくる。これが積み重なって、信用というものが生まれ、存在感というものが出てくるのです。

そうすると、全種目が30あるとして、勉強やかけっこやケンカで一番になれなくても、ほかの27のうち、5つくらいで一番になれば、意外と総合力ではクラスで一番ということになるかもしれません。

ものさしは一つではないし、他人に決められる筋合いのものでもない。自分で決めるべきもの、もっといえば、自分で決めなければいけないものです。

シャ乱Qが1位になった理由

だから単位を小さくして、まずはそのなかで1位になることを考える。「シャ乱Q」もデビュー前、あるホールでライブをやることを決め、そこでの動員記録をつくろうと、「妄想」を描いたことがあります。そこで、メンバーに1人何人と割り振り、お客さんを集めた結果、記録を塗り替えることができたのです。

そうして、「大阪では一番」という栄誉を勝ち取り、プロデビュー。2年間の売れない時代を経て、「有線放送では一番」といわれるようになり、やがて「オリコン週間ランキングで1位」と、舞台を大きくしていったのです。

小さな単位で一番をとりながら、少しずつその単位を大きくしていく。もちろん、単位が大きくなれば、壁にぶち当たることもあります。でも、そこを乗り越えたら、あとは勢いがつきます。

各々のケースで、何が壁になるのかを考え、乗り越え、とにかく一番になるためにがんばる。一度でも一番や1位になると、その快感は忘れられなくなる。それが励みになり、次の壁は前以上に乗り越えやすくなるのです。いくつの壁を乗り越えたつんくさんだからこそわかる名言です。

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