会社を辞める前にちょっと注目! 「社内起業」という新しい働き方

大卒の3~4割が3年以内で会社を辞めていると言われています。やめてしまう理由の一つには、企業にいると自分のやりたいことができない、と感じていることがあるでしょう。でも、辞表を書く前には「社内起業」という選択肢があることも知っておいていただければと思います。それは、自分のしたい事業を会社内で立ち上げることを指します。大企業であればあるほど難易度は高いかもしれませんが、独立起業のリスクとは比べ物にならないリスクヘッジになります。

日本を代表する人気企業、野村證券で「モーニングピッチ」という社内企業に成功した塩見哲志さんは、「企業内でできることはまだまだある」と述べています。今回はそんな「社内起業」の魅力について、塩見さんの例をふまえながら紹介していきます。


■企業の全体像を把握できる

効率的に働くため、多くの企業では部署に所属して仕事をしています。そのため、この縦割りのしくみでは、いちサラリーマンが会社の全体像を把握しながら仕事をするのは難しいものです。しかし、もしも自分で新事業を創り、企業の戦略に組み込めば、全体像を把握することもできるでしょう。例えば、営業に配属されれはバックオフィスとの関わりはあまりないはずです。当時営業のフロントで活躍していた塩見さんは、社内起業に取り組むことで広報部や人事部とも関わりを持つようになりました。人脈を広げながら会社の全体像を知れるというのはとても大きなメリットです。

■「出過ぎた杭は打たれない」

社内起業なんて目立つようなことをしたくない…と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。実際、日本では上司には意見が言いにくいという空気があり、「出る杭」は打たれてしまうことを知っている人は多いでしょう。

ところが、実は人は叩かれているうちに磨かれていくことを、経験者は知っています。もちろん最初は、正面から経営陣に意見をしても、上司に許可をとろうとしても反対されてしまうこともあるでしょう。しかし、伝わるまで訴え続けること、本気で企業を変えたいという情熱をもって攻めていくことで、きっとわかってくれる人が現れるはずです。「出過ぎた杭は打たれない」というように、打たれなくなるまで途中で諦めたらいけないのです。

■収益で企業に貢献する

出る杭は打たれるという話をしましたが、企業の求める結果を少しずつ出すことで、最終的には経営陣に認められていきます。社内起業はあくまで企業内でのことなので、経営側の一員であるという姿勢は持ち続けなければなりません。そのため、新しいビジネスモデルを作ろうとしているのなら、企業の収益を上げることはとても大切なことです。ただの自己満足で終わらせず、上司とぶつかりながらも収益をだして認めてもらい、さらには企業に貢献することができるというのが社内起業の醍醐味とも言えるでしょう。

本書『僕たちは「会社」でどこまでできるのか?』は、『起業家のように企業で働く』の実践編です。大企業で実際に起こった「社内起業」の物語を通して著者が経験したこと、感じたことを例にかなり詳しく実践的な内容がまとめられています。自分が企業の中で何ができるのかを悩んでいるビジネスマンの方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です!

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