起業を支える「ミッション」「ビジョン」の作り方。「20代の起業論」特集

ミッションやビジョンという言葉は、みなさんも何度も聞いたことがあると思います。わかりやすく日本語にすれば、ミッションは「そうあるべきだという理念」であり、ビジョンは「3年後にサービスとしてこうなっていたいという具体的な到達点」です。今回は、「20代の起業論」より、起業の困難を支えてくれる「ミッション」「ビジョン」の作り方を紹介します。


■ミッション

ミッションは、会社として永続的に追求し、社会に伝えていきたいことです。一度決めたらめったに変えてはいけない信念みたいなものです。誰もが覚えやすい、短かい言葉でまとめます。同時に、ミッションは起業の根幹ですから、起業家の個人的な「想い」や「不条理」への挑戦など、起業の動機が凝縮されたものだと良いでしょう。

たとえば「速解先生」と言われるサービスのミッションは、「すべての人々に成功への機会を提供する」というものです。「即解先生」の創業者である林さんは高校時代に先生にいじめられて不登校になり、独学で大学に入りました。自分が受けた理不尽さを他の子どもには体験させたくないと、学校に行かなくても自分と相性の良い先生から指導を受けられるサービスを考え出したのです。

■ビジョン

ビジョンには、3年後の事業のイメージをまとめます。そのため、3年ごとに更新していくことになります。誰もが覚えやすい短かめのものがいいという点では、ミッションと同じです。

速解先生のビジョンは、「立ち上げ3年で利益率国内ナンバー1塾に!」というものです。

■ミッション、ビジョンの作り方

それでは、実例を踏まえたミッション、ビジョンの作り方を紹介します。サムライインキュベートのミッションとビジョンも紹介します。

ミッションは、「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」です。社内外の人が覚えやすいことを意識しました。

ビジョンは当初「日本を代表するスタートアップインキュベーター」でしたが、3年後には実現性が高まったので、現在は「アジアを代表するスタートアップインキュベーター」に変更しました。ビジョンを変えた日から、メンバーの全員の気持ちがまっすぐに次の目標に向かったと感じています。

ミッションとビジョンについては、その重要性がよく知られているにもかかわらず、きちんと決めていない起業家が少なくありません。しかし、明確に練り上げられたミッションとビジョンは、困難や不条理が必ず起きる起業への挑戦のなかで、最後の踏んばりとなるのです。起業する前に、実現させたいことを明確にする上でも役立ちます!

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